『あるようでない、ないようである』は、
禅語としても紹介され『色即是空』という
般若心経の言葉なんですが、その意味は『空』。
この世のあるゆるものは「空」(くう)である、という
ことなんですが『色即是空』をざっくり読み解くと、
「色は空」なんです。
「は??」 と言われそうですが・・・
「色」は光の屈折から人間が決めつけた物質であり、
動物によっては「色」そのものが本来は無いワケで「空」。
人間というフィルターを通して「色」は存在するのであって、
人間以外の生き物や宇宙的な視点からしたら「色」という
「概念」はそもそも存在しないものでもある、とも言えます。
(イメージ)
それが『あるようでない、ないようである』とも
言えるのですが、それが日本の伝統文化にも反映されている
ことが間々、ありますよね。(日本人のDNAなのか無意識?)
『色即是空』の話は長くなるので興味のある方は、
ご自身で調べて、解釈を深めてみてください。
本題に戻ると、
その『あるようでない、ないようである』
伝統的な解釈が今後は、通じないかもしれない、
『フリーランス法』が年内にも施行されそうなのです。
※これから施行される予定の新法なので
今後、変更等がある可能性もあります。
ここから先、敢えて伝統芸能業界を例えに、
簡単に・・ですが、お伝えしようと思います。
お客さんからのリサーチなど含め経験をもとに
若干、主観も入るかもしれません。ご了承ください。
(イメージ)
・取引の正常化
報酬を含め責任の所在を明確にする必要があります。
特に伝統芸能業界は「なぁなぁ」で受注発注したり、
「お付き合い」も慣例になっているので注意が必要。
一般のビジネス契約と同じ様に書面で記録を
残す必要が出てくるかもしれません。
・労働環境の改善
安全な舞台設置やセキュリティ、
コンプライアンスの実施などの義務が生じます。
・個人事業主と従業員の区別の明確化
契約以外の拘束などは注意です。
「内弟子」と「生徒」の区別など。
教室運営、流派や会派、業界団体も注意かもしれません。
ざっくりですが、主にこれらを軸とした新法です。
その中には『ビジネス』としての『義務』も含まれます。
もし、あなたが、生業として教室事業をしながら、
名取などの関係で師匠から、出演依頼などが来た場合、
・取引条件(契約の透明性、酬額、契約書など)
・不正慣行の禁止(慣例、契約外命令など)
・適切な労働環境の確保(時間、舞台環境など)
事業主としてお互い合意の上、業務を実施する義務が生じます。
『あるようでない、ないようである』は通じず、
事業主同士、師弟関係なく対等な主張ができる事になります。
さすがに今時は、
ジャイアンみたいな方は居ないとは思いますが・・・、
つまり「私の流派に居たいなら私が絶対だ」
「お弟子さんなんだから・・・」というような、
一方的な契約条件は、その人があなたの弟子であろうと
そのお弟子さん事業主である以上、通じなくなります。
生徒さんやお弟子さんを「カバン持ち」「付き人」など、
明確な条件、理由もなく、一方的に束縛した場合、最悪
「ハラスメント」として訴訟問題にも今後はなるかもしれません。
それが「修行」だとしても相手が「パワハラ」と
主張してしまえば、それまで・・・怖い世の中です。
(イメージ)
もちろんお互いに「信頼関係」が築けていれば、
その限りではないのかもしれませんが・・・。
また、個人間の契約に限らず、伝統業界全体で言えば、
〇〇協会、〇〇教室、演者、和楽器工房、
販売店舗などの事業取引契約でも同じことが言えます。
ぶっちゃけ私には、
どう、こう、言えた立場ではありませんが、
各方面との出会いや自身の経験も踏まえて・・・
『あるようでない、ないようである』
ビジネス、生業としても暗黙の了解が多いのも伝統業界ですが、
「感じ取る」「助け合い」と言う意味では良い日本的だと思います。
しかし、それはお互いの「信頼関係」「尊重」があるから
成り立つのであり、理由と根拠も伝えずに頭ごなしに
「押し付ける」のとは、また意味が違ってくると思います。
また、資本が必要な現代社会では、
「想い」や「助け合い」だけでは現実問題、発展できません。
綺麗な伝統、素敵な先生、素晴らしい演奏を継承するにも、
道具を維持するにも、打ち合わせをするにも、
先生が教室を運営するにも、
師匠も弟子も「お金」が必要なのが現代社会なのです。
事業として「お金」を頂いて相手へお金を使って世間や、
楽器職人、販売店、企業、団体、演者など業界に対して、
経済を回すのが現代流の「助け合い」なのかもしれません。
『あるようでない、ないようである』を良いことに、
そのバランスを崩す様な「パワハラ」「報酬」「環境」
「不透明な条件」を提示すれば、世代ギャップも加わり、
今後は問題へ発展する可能性も高くなります。
度々、ニュースに登場する伝統業界の様に・・・。
話を戻すと、お弟子さんやアーティストも含めて、
その業界で収入を得て、教室を開いたり、
演奏出演依頼を受けたり、なにかしらの生業として、
「金銭のやり取り」が生じている時点で「事業者」であり、
「フリーランサー」に該当します。
(イメージ)
日本の伝統芸能業界は、一般企業とは違い、
マーケットも狭く、文化的な独特な要素があり
政府の機関が抜き打ちで査察に来たり、制裁を加える
ことが極端に少ない業界だと感じています。
故に『あるようでない、ないようである』も
許されてきた部分もあると思いますが、今度施行予定の
『フリーランス法』は事業として活動をしている以上、
伝統業界関係なく『社会的義務』が生じます。
技術的な伝統はそのままでも意識まで、そのままだとしたら、
日本伝統芸能の将来もヤバいことになるかもしれません。
いずれにしても、
まずは、資料を読んでおいてはどうでしょうか。
(イメージ)
※これから施行される予定の新法なので
今後、変更等がある可能性もあります。
P.S.
愛知県に『絶対見てはいけない祭り』があるそうです。
その祭りは『寝祭り』といい300年の歴史があり、
見た人は神罰が下り、体調を崩したりと災いが降るため、
地元のおじいちゃん、おばあちゃんでも見たことがない人が
住民では、ほとんどらしいです。(宮司しか見れない)
しかし、遂に2024年、300年の伝統を壊す英断をしました。
伝統を守る為に・・そのおかげで私も知ることができました。
動画で宮司さんの言葉が本質だと思います。
リンク貼りました。良かったらご覧になっては?
P.P.S.
私が稽古していた日本の武道の組織は
明確に『内弟子』と『一般生徒』は
指導内容と稽古条件が違い、
棲み分け運営していました。
この仕組みは、
伝統芸能業界にも当てはまりそうです。
私にはバックボーンがないので作れませんが、
この仕組み、今後必要だと思いますが、
誰かできる方がいれば、お手伝いしまーす!
今日も良い1日を!
セールスコピーライターの仕事で、
商品の誕生のストーリーや機能のヒヤリング、
それを購入した人、またはターゲット層、
競合・・・色んなリサーチが必要になります。
その商品やサービスに対して顧客が求める
「欲求」「抱える悩み」「得たい未来」を
探し出したり・・・。
アイディアマンでノリのあるクライアントさんだと、
アイディア次第なので次回に会うと、
当初の計画から脱線している事も間々あります。
なので、認識確認も兼ねて話をすると、
それ、知ってますよー
と言われる事があるのですが、
話の辻褄も合わないことも多しw
その度、私はまたイチから説明とコンセプトを
組み立て直す必要があるので苦労した覚えがあります。
これは、私の営業術の先生から聞いたのですが、
人は1日で自分に質問をしている回数は
「数万回」にもなるそうです。
相手は自分なので、当然かもしれませんが、
口に出してしゃべるよりも10倍以上、やり取りも早いそう。
私はパソコンで文章を書く時もSNSに投稿する時も、
自分で書いた文章に対して「これなんで?」と
自分自身に問いかけることもしょっちゅうです。
そんなの、自分がよく知ってるハズですし、
自分が自分の書いたことに興味もってどうするんだ?とも
思いますが、そんな感じで私のトークは、何万回と
脳内では繰り返しているのは間違いありません。
(だから疲れんだな・・)
私が無口な時は大体極度の寝不足か、その時の
トピックに対して『脳内禅問答中』だったり・・。
「ボケ」は言い過ぎかもしれませんが、
パンデミック頃から、YouTubeを見る様になりました。
それまでは書籍がメインでしたが、3キロ以上ある
津軽三味線や3キロ程度のデジタル機器、更に書籍や
財布などを一緒に持って移動するのも億劫になったのも
理由です。
動画は色んなコンテンツがあって、大抵お目当ての
動画がすぐ見れる大変便利なツールですが、
最近、視聴時間とコンテンツ数に対して、
「なんだか、頭に残ってないな・・」と感じてました。
動画は頭で想像したり、何時間も考えたりしなくても、
「パッパッ」と次のコンテンツへ移動して、
途中で脱線して全然関係ない情報まで漁って、しかも
目の前に「答え」が数分で出てきてしまうんですよね。
最近自分は「思考停止」状態なんじゃないかと感じました。
まるで、テレビのニュースを信じ込むのと同じで。
もともと、私は『アタマ休め』の時に動画を見てきたので
有益コンテンツの動画でも脳内は「エンタメモード」に
自然となっているのかもしれません。
諸説ありますが、戦前の日本の教育水準は、
今では想像が出来ないくらい高かったそうです。
特攻隊の遺書を見たことはありますか?
ハタチ前後の少年の文章が達筆なこと・・・。
言葉使いもどこの仙人か、と思う様な言葉使い。
私が尊敬する『吉田松陰』の松下村塾生は、
小さな村なのに、多くの維新志士を輩出しています。
この頃の教育方法は、自分で考えたこと他人と問う、
答えを導き出す哲学的な教育方法だったそうです。
先生は道標でしかなく、主体は『己』。
自ら教えを乞う「師匠と弟子」の様な関係ですね。
戦後、その様な教育で育った日本人が脅威になる為、
GHQが政治に興味を持たせないために
「考えさせる」教育ではなく「記憶させる」教育方針へ
修正したとか、しないとか・・知らんけど。
(日本だけ英語が苦手な理由)
いずれにしても、動画コンテンツで知っても、
知識を一方的に与えられているだけで、
自分では一切、考えないので頭にはほとんど残らない。
きっと、動画の製作者がめっちゃ考えるハズなので、
一番勉強になっていると思います・・・。
関わりたくない事柄を避ける意味で
「わからない」という時はありますが・・・。
自身の経験からも「わからない」=「終わり」と同じ
感覚に陥ります。言い方を変えれば「めんどくさい」とか。
小学校の時の宿題とか、ありませんでしたか?
遊びたくてしょうがないときは
「あーもう、わからない!」なんて放り出して、
全く、考える気が起こらなかったとか。そんな感じです。
ある脳機能の研究によると「わからない」と発言すると、
それを聞いた人は「流れを遮断」された様な気分になり、
自分自身は「思考停止」してしまうそうで、
「わからない」→「もう考えなくていい」と
脳へ信号が送られ、それ以上は何も出来なくなるそうです。
「わからない」自体は悪いことではなく、
次へのステップのキッカケなので、
他の対処方法をダメ元でも考えて発言してみたり、
「わからないけど、こういうことですか?」と
とりあえず分からないなりに考えて想像したことを
発言するだけでも結果が違うそうです。
研修セミナー運営の手伝いをしてると、
アンケートや感想で、何人かに言われる事があります。
ほとんど知っている事が多かったですね・・・
と。切ない・・・。
「それ、知ってます」って脳が認知した瞬間、
「わからない」と同じで「脳がシャットダウン」して
「考えなくて良いモード」に入ってしまうそうです。
仮に知っていても、前回と伝え方は違うと思うし、
別の発見や見方もあるのに勿体無いな・・と感じます。
そういうところに、アイディアや新たな
「気づき」が隠れていたりするのですが・・。
ハナシは逸れますが、
私は津軽三味線を稽古しています。
「知ってる」と思うなら稽古にならないし、
「わからない」と止めれば上達はそこまで。
それと同じ事なんだと思います。
何が言いたいかというと、本題はコレだったり・・・汗。
今、一度、「祖」に戻って勉強してます。アナログな方法で。
この勉強は6年前から、一通り学んで、アウトプットもしてきて
それこそ「知ってる」内容ばかりなんですが、
アタマが「凝り固まって」きたんじゃないかと思い、
再確認と新たな発見を求めて・・・。
実際「知ってる」つもりだったことも多々あり、
パンデミックを経て時代も大変化しています。
それに、外的情報に惑わされ、すっかり鈍った
「自分の直感力」と「集中力」も取り戻すための
リハビリとして始めました。
入浴中はYouTubeの時間だったのを
読書時間へ戻し、SNSアプリはビジネスアカウントの
Facebook以外は、スマホからは全削除。
自分に納得できるまではお休み。
今回、
「そういえば脳機能について案件でやったな・・」
なんて思い出しながら自分宛も兼ねて書いてみた次第です。
もし、最近、
「なんか、アタマの回転が鈍ってるな・・」とか
「思考が追いつかないな・・」とか、感じるなら、
世の中の『デジタルコンテンツマーケティング』に
ノセられている影響かもしれませんよ・・。
今日も、良い1日を!
そこで『チタン製の駒』を作ってみた。
中国から沖縄へ沖縄の「三線」が「三味線」として
庶民に伝わってきたのは江戸時代のこと。
豊臣秀吉が「よど姫」の為に職人に三味線の制作を
命じたのがキッカケで一般庶民へ拡がってから
400年以上経っても材料や基本設計は当時のまま、
未だに「鼈甲」「象牙」「動物の皮」「木材」「金」
などを使いながら、工具が電動化したとはいえ、
最後の手仕上げもそのままです。
工作精度は今の方が精密だとは思いますけど、
今の時代、もっと良い素材とか形とか材料が
あるんじゃなかろうか・・・という単純な好奇心で
今回、「チタン製の三味線駒」を発注。
馴染みのない方へ説明すると三味線の音は、
糸の振動を駒を通して胴の皮へ伝えて音量を増幅させます。
その過程の中で三味線の木材のクセや、胴の皮の種類や
張り具合、糸の素材と太さ、そして駒の素材、サイズ、
種類でその三味線奏者の音色が決まってくるんです。
ある意味、その楽器の持ち主次第で音色が変わるのが
三味線。天地人、三味一体となると音が出る楽器、
そんな、感じです。(どんな感じよ)
前後の装着位置でも音色は変わる
コレだけ三味線には音色の「不確定要素」が沢山あるので、
本体に大きな変更が無かったのかもしれませんね。
その駒にも演奏ジャンルごとに細かく違いがありますが、
自分のは津軽三味線なので、津軽三味線を基準に
話を進めていきます。
津軽三味線は一の糸を叩くとき「どってんさせる」と
言う言葉があるくらい大きな音量と迫力の演奏が魅力。
元々は民謡の伴奏楽器で伝統系の三味線とは違い、
旅芸人や「門付け」などで定着したジャンルなので、
故にパフォーマンス的な要素も沢山あります。
今風に言えば、
「ストリートカルチャー」がルーツなのか?!
なので使う「駒」は胴皮を叩きやすくするため高さも低め。
「素材が堅くパンチのある音が出る」「速弾きがしやすい」
「見た目」も大事、という要素もあったりします。
因みに他の三味線ジャンル、伝統芸能系の長唄などは、
津軽みたいに「速弾き」とか「バンバン叩く」演奏法ではなく、
おっとり、しっとり、糸を弾く演奏法なので、
駒の高さも高く、素材もどっしりした象牙製や鉛を
埋め込んで敢えて「響かない」様にしていたり。
舞台の伴奏で津軽三味線みたいな主張の強い音だと
色々と不都合なことが多いからなのかな・・しらんけど。
いずれにしても、小さい脇役的なパーツなんですが、
結構、演奏や音色に影響するので重要な役割をしています。
答えから言えば「興味本位」です。
元も子もありませんが・・・。
たまたま、あるイベントでサンプルで置いてあったのを
借りて自分の太棹(津軽三味線)で演奏をしたところ、
自分では嫌いじゃない音色だったんですね。
しかも、壊れない。一生物として使える!
実は三味線の駒あるある・・なんですがメンテの時や
狭い楽屋でうっかり落としたりして踏んづけると
木っ端微塵になるんです・・・ホントに木っ端微塵。
1つ4〜5千円するので、それがお気に入りだと結構な痛手。
チタン製の駒はお気に入りので作れて、
しかも踏んでも壊れない駒!壊れるのは自分のアシ。
忍者の如く、足元に撒けば不審者も撃退できます。
と言うのは、置いておいてたまたま、それが
チタン製だった・・というハナシです。
鉄製でもなく、銅でもアルミでもなくチタン。
なんか、イマっぽいじゃないですか?ただそれだけです。
元々は、イギリスの海岸から「未知の金属」が発見され、
その後、ドイツの学者が鉱石からチタン元素とし、
アメリカの学者が純度99.9%のチタンの抽出にも成功。
一般的に工業製品に使われる様になったのは、
1946年戦争終結後からなので比較的新しい材料の部類です。
まず、参考までに自分の三味線の仕様から説明すると、
・1寸の太棹、金細、綾杉胴
・総重量、ジャスト3.0kg
・両面合皮(風音のアドバンス)
・糸は、1から浄瑠璃の中口、15-2、14-3(多分・・)
使ってみた答えを言えば、
結局は、アナタ次第・・・かな?
ぶっちゃけ「良い音って何?」が多い和楽器。
解釈の仕方で、良くも悪くもなるのが和楽器。
それだと「は?」と言われそうなので、
一応・・・続けます。
今回、作ったのは2種類。
肉抜きが多く華奢なデザインの『舟形』と、
定番の形の『平形』の駒。
《チタン舟形》
通常は竹で作られることがほとんど。
今回は「糸受け」をプラで。
犬皮で舟形駒は堅めの音だけど合皮にチタン駒だと
音の角が取れて本皮っぽい音色に。
サワリ(糸の共鳴音)も問題なし。
《チタン平形》
こちらも通常は竹製がほとんど。
今回「糸受け」を敢えて付けずにダイレクト載せ。
面積が舟形よりも増えるのでダイレクトの方が
振動が響くかな・・と言う予想だったけど結果、
逆だった。重さと接地面積の影響か、ボンつく。
イメージとしては教材用の津軽三味線の様な音質。
花梨棹に厚めの犬皮を張った三味線?
サワリ(糸の共鳴音)も弱め。
・通常の竹駒は外へ音が飛ぶ。
・チタン平形は胴の中へ音が飛ぶ。
・チタン舟形はその中間で音角が丸い。
数値で検証はしてないけど、明らかに違いを
感じ取ることができるのでその辺はお察しを。
と言う感じで「合皮」の場合だけど通常や舞台、
イベントなら遠くへ音が飛ぶ「竹駒」。
稽古や屋内では耳に優しい「チタン舟形」。
「チタン平形」は総合的には微妙でした。
データが乏しく、想像の域を出ないけど、
華奢なデザインの駒の方が
『合皮チタン駒』は良さげ。
そこまでして、採用するかは別問題だけど、
マイクを通してステージパフォーマンスとか、
イベント用として使うのは頑丈だし、
ビジュアルとしてならアリかも?!
奇抜なデザインで作ったり・・。
因みにこちらの『チタン製の駒』は、
通常の駒なら3つ、4つ買える位のコストも掛かるし、
諸事情もあり、一般販売はしていませんが、
(自分が製作してるわけじゃないので・・)
もし「どうしてもほしいっ!」という
奇特な方はご相談下さい。
値は張りますがその代わり、
一生モンとして使用ができます。
(あなたが一生使うかどうかはしらんけど)
伝統的な見方からすると、金属加工部品を三味線に
使うのは『異素材感』に抵抗があるかもしれません。
とはいえ、チタンも宇宙から誕生した鉱物。
突き詰めれば、自然由来(宇宙由来?)には変わりありません。
特に、津軽三味線は、楽曲や奏法も含め、
時代ごとに変革、進化していて、江戸時代から細棹しか
なかったのに独自にどんどん棹や糸を太くしながら、
民謡の伴奏楽器から独奏楽器へと昇華させ、
世界大会の開催、エレキ三味線の登場や、
また動物愛護や天然素材の枯渇問題から
合皮使用や研究、開発など・・
糸巻きやバチの素材に「アクリル」を好んで
使い始めたのも津軽三味線界隈が最初だと思います。
まだまだ、課題はありますが、
チタン製の三味線駒は話のネタやあなたの
「アイデンティティ」としても良いのではないでしょうか。
P.S.
しかし今回の「平形駒」・・・
イマイチ微妙なものの、安くはないので、
来客用「箸置き」に使うか「キーホルダー」にするか
「オブジェ」として使うかどうしようかと思案するなか、
何気に、毎日のルーティンで使っている
『サイレント三味線』に装着してみたら、
「あれ?コレ、いいんじゃない!」となった。
純正は四角い木材を駒として使用しています。
機能的な問題点はないのですが唯一の問題点は
「音締め」の時、指の位置のイメトレが出来なかったこと。
サイレント三味線に通常の「竹駒」を使うと駒自体が響く分、
若干、音量が出る様になっちゃうんですが、
コレなら普段使いと同じ形とサイズの駒で消音もしている。
部屋で演奏しながら「ねじめ」練習が出来るのは嬉しい誤算。
くれぐれも、踏んづけない様にしなきゃ・・・。
めでたし、めでたし。
今日も良い週末を!
The post 《津軽三味線》チタンで三味線の駒を作ってみた。 first appeared on しらてら.]]>予想もしない大盛況だった
『和楽器もくもく会』in『和の音交流館』
いったい、どんな1日だったのか?
今回はちょっとした開催の経緯も含めて・・
10月28から間をおいて、11月3日から5日まで
秋葉原と御徒町駅の間にある『和の音交流館』で
『和楽器もくもく会』が午後から開催されました!
今回はちょっとした開催裏話を・・・
会場準備中・・・
『和文化フェス』という同施設のイベントを開催するのに
ある旅行会社と共に、上野界隈のインバウンド向け企画で
立ち上がった催事なんだけど、
ボタンの掛け違いが開催の10日前に発覚。
このままでは、フェスが危機的な事態に。
そこで、長年の付き合いのある「しらすてらす」へ
和楽器(邦楽)に関するコンテンツのオファーが
来たのがキッカケだったんです。
今、「しらすてらす」は「伝統芸能Labo』と共に
インバウンド向けツアーのコンテンツや
和楽器の教室紹介、演奏会、お箏教室など、
新サービスを企画、準備している最中なんですが、
なにしろ、オファーが来たのが開催の10日前。
コンテンツを企画して集客の為のPRするには最低6ヶ月、
規模にもよるけど、最低でも3ヶ月前にはPRで
動いていないとスケジュール調整もあるので流石にキツい。
よく、開催1ヶ月前からバタバタとPR始めたりする
イベントがあるけど大抵、グダグダな運営になる可能性大。
残り10日(打診を受けた日を除くと9日)で
ブッキングと宣伝をする必要があるという状況。
とりあえず、連休中だし、緊急対処ということもあり、
4日の日、1日だけなら・・・という条件で
先方の希望条と擦り合わせて考えた結果、
『和楽器メディア』さんへ協力依頼して
『和楽器もくもく会』の開催を急遽オファー。
快諾してくれて、更に『じよんから.コム』の
「品川もくもく会」も合流してくれて
結果・・・凄いことになりました!
『和楽器メディア』さんが各方面に働きかけて、
和楽器に関するアクセサリーの現物を展示。
やっぱり、ネット通販が主流ですが、
日常生活用品ならまだしも、機能商品は
実物を手に取って見れれば安心ですよね。
展示物を見に遠方から訪れたりしてくれる方も
多かった印象でした。
(新素材の箏柱)
そんな感じで、9日間しか今回、集客期間が
なかっにも関わらず、お箏2面、三味線
(太棹、中棹)計3挺の無料レンタル、
簡易三味線『shamiko』の無料レンタル、体験も
自由にできて、各々、存分に楽しんでいました!
「しらすてらす」としては今後も同場所で
定期開催ができる様に交渉を進めて行きますので、
もし実現したら、今回、参加を見逃した人も
気軽に参加してみてほしいと思います!
※大盛り上がりで、
うっかり画像撮るの忘れた・・・。
P.S.
当初は、10人程度を想定してたんですが、
午後から開催したにも関わらず、
フタを開けてみたら参加者は約30人・・・。
来てくれた皆さん、有難うございました!
そして運営関係者の方、お疲れ様でした!
帰りは千駄木『おばこ』を堪能。
今日5日は「和文化フェス」最終日です!
上野散策のついでに立ち寄ってみては?
良い連休を!
The post 《お知らせ》『和楽器もくもく会』in『和の音交流館』 first appeared on しらてら.]]>基本、身体を動かすのが好き。
というか、老いクソ食らえの精神。
しかし・・・・
冒頭の続きは最後に・・・
今、日本の伝統文化、特に和楽器業界
関連について、アレコレ思考錯誤しているんだけど、
ピラミッド型の集約ビジネスモデルは拡散、発展しずらい。
いろいろ、思考を巡らせるのでアタマが疲れるのだ。
更に身体をあまり動かさないのでタチが悪い。
津軽三味線は和楽器の中でも、カロリーを
消費するかもしれないけど、たかが知れてるしね。
そんな日常が、もうパンデミック前から続いてる。
いずれにしても純粋に「セールスライター」として
起業した時よりも、アーティスティックな
業界なのに、なんかクリエイティヴじゃない感。
「なんなんだ?このモヤモヤ」
「そうだ!運動不足だ!脳に酸素が足らん!」
で、まずはジムへ行ったんだよね。
ただ、半年間だけ、と最初から決めていた。
なぜなら、ジムだけに運動が事務的だから。
しかも、絶賛パンデミックキャンペーン中で
マスク着用。もはや拷問にしか思えない。
ただ、基礎体力は取り戻したいと思ってので
ここはヒマラヤ、低酸素運動だと思って半年間、
基礎体力回復の為に行っときました。
諸説あるけど、運動をすることで脳に
多くの血液や酸素、栄養素を運ぶことができるから
クリエイターに運動は効果的だと言われている。
ある研究では、活動的な動物と、そうで無い動物では
細胞を作り出す能力にも違いが出ているそうだ。
運動をしないと『老化』が進むらしい。
つまり健康なのに『歳だから・・』と運動を避けるのは、
自ら、老化へ進んでいるということ。
とはいえ、20代と同じことを続けろ、という
ことではなく、動くことが必要ということだ。
困ったことに、散歩の途中とか、移動中とか、
忙しく、外出の時に大体、思いつく。
景色、人の様子、街の様子、広告・・
そんなところから、出てくるんだよね。
インスピレーションが。
インターネットの情報からも確かにあるけど、
改めて冷静に考えると、ネットの情報で、
調べ物とかは別として、アイディア出しの段階では、
「あ、コレだ!」ということは、めっちゃ少ない気がする。
むしろ、筋トレ中とか、誰かとお茶してる時とか、
散歩の時の方が多いんじゃなかろうかね。
伝統業界ってクリエイティヴの様でクリエイティヴじゃない。
いや、クリエイティヴなんだけど範囲が狭すぎる気がする。
いわゆる『自分界隈』。
仕組みを考えるともしかしたら、クリエイティブである
必要もないのかな、とも思ってしまう。
いやいや、伝統表現をするならクリエイティヴ。
運動と外部交流は必要でしょ。そもそも、人間も動物だし。
伝統業界対抗オリンピックなんてのも
面白いかもしれない。(出場者数は?)
と、思ってしまった次第です・・・。
P.S.
運動してから三味線も調子が良くなった。
(筋力は戻ったけど、体重が減りにくいのは悩み)
楽器の演奏も運動神経が関係するらしいです。
調子が悪いときは大抵、オーバーワーク。
で、ジムで半年準備期間を設け、
夏から約30年振りにBMXも復活したんだけど・・・
感覚は当時のまま、バランス感覚が鈍い。
体幹が衰えてる。
当分、リハビリが必要な様だ・・。
ということで「老いめクソ喰らえ!」の
ハズがクソ喰らったよ・・・。
日常が現実。過去の栄光は妄想だ。
今日も、良い1日を!
The post 《津軽三味線》老いを防ぐ運動は日本伝統を救う?! first appeared on しらてら.]]>
〆切が迫っています!
今回、学生証提示で参加無料枠もあり!
『インバウンド事業』『地域活性事業』
『サプライヤー』『製造者』の方にとって、
ここに重要なヒントが?!
和楽器カンファレンスとは・・・?
今回は、お知らせです!
世界中で注目を浴びている日本文化。
最近では、インバウンド需要だ!
地域活性化のチャンスだ!とビジネス界隈では
盛り上がっていますが、
現実問題として、後継者が少なく、
高齢化が加速的に進む業界。
いざ、何かを興そうとしても高齢化のため、
資金不足のため、労働のため、伝統のしきたりの為、
異業種の方とタッグを組んで、
日本伝統文化(ここでは邦楽)を発展するのが
お互いに困難な現実があります。
理由は、様々です。
しかし、業界と繋がらないと分からないのが
日本伝統の世界なのです。
前回、業界初と言っても過言ではない、
異業種とのタッグを組んで邦楽の発展、継承を
するには・・というカンファレンスが開催されました。
(詳細は和軸さんのHPをご覧ください。)
そこには、業界の重鎮はもちろん、
一般の和楽器ユーザー、プロの演奏者、
投資家、メディア関係者などが議論。
その結果を踏まえ、深掘りしていくのが
『和楽器カンファレンス2』なのです。
今回のテーマは・・・・
ディスカッションテーマ1:
和楽器業界×地域資源で誰もが集まれる拠点を作る!
ディスカッションテーマ2:
「邦楽の日」が超進化!?和楽器ファンWeekを作る!
を主軸に、
・和楽器業界をより良くするためのアイデアを提案したい!
・和楽器業界の未来に危機感を感じている
・和楽器に関心のある人とのつながりを作りたい!
・和楽器業界のために自分ができることを探している
(公式HPより)
という方にはおすすめです。
上記は、和楽器業界の視点からの提案ですが、
もし、これをあなたの事業内容をプラスして
置き換えてみてください。
御社とタッグが組める要素、
御社がアドバイスが出来る部分があるなど、
何かしらお互いに発展へ繋がる可能性もあります。
いずれにしても、様々なビジネスをしている
経営者、個人事業主、フリーランス、
和楽器を演奏している/していない、プロ/アマチュア、
年齢や経歴など、参加するにあたっての条件は
特にありません。前回ご参加の方も初めての方もOKです。
インターネット、スマホが普及した約15年ほど前の時点で
現代人は、江戸時代の約1年分の情報量を、
たった、1日で手に入れていると言われています。
そんな、スピードの変化の日常の中で、
もう、江戸時代の仕組み(伝統)だけでは通用しません。
日本には、教えを守り、自分で考え、創造する、
『守破離』という言葉があります。
本来伝統は創り、伝えるものではないでしょうか。
今日も良い1日を!
The post 《津軽三味線》守破離に学べ! first appeared on しらてら.]]>「楽器もくもく会」って知ってますか?
地元開催だと帰りの電車を
気にしないから良いやね・・。
和楽器もくもく会は、
日本全国に散らばる和楽器全般愛好家の
無料(会場費のみ)コミュニティの総称なんです。
元ネタは、システムエンジニア達の
交流の場で「もくもく」と仕事ができる場所へ
集まる会が「もくもく会」なんだそうです。
つまりその和楽器版が
「和楽器もくもく会」ということです。
発起人もやはりエンジニア出身の方で
今では、自然発生的にもくもくと派生し、
日本の各地で定期的に開催されています。
さて、誰もが気になるどんな雰囲気なのか?
えてして和楽器の世界ってなんだかヘンな
ナゾが多すぎて、果たして気軽に行ってもいいものなのか?
それとも、段階を踏んで参加するべきなのか、
モヤモヤとする暗黙の了解で不安が過りますよね。
もし、あなたもそんなモヤモヤがあるなら
拍子抜けしてしまうかもしれません・・・。
なぜなら「和楽器もくもく会」は、ある意味、
和楽器業界の常識とはほど遠いコミュニティかも
しれません。なぜなら・・・
練習もできる井戸端会議だから。
会場の都合で開始時間と閉会時間はあるものの、
その時間内なら入退室は自由。
サラッと来て、サラッと帰る・・・なんて
図書館のようなことをしても誰も文句は言いません。
また、和楽器も尺八、三味線、篠笛、沖縄三線、
琵琶、ほとんど見ない民族楽器など、
ありとあらゆる和楽器の愛好家が不定期参加します。
特に、集まる為の会の目標がある訳じゃないし、
誰がどのタイミングで来るのかわからないし、
「もくもく」と矛盾する賑やかな環境へ
集まる理由はなんなのか正直わかりません・・・笑。
1つの理由としては練習をするのに、
音出しに気を使わなくて良いこと。
色んな音色が鳴り響いてても、
誰も文句を言う人はいないこと。(理解がある)
色んな和楽器奏者や和楽器の実物を見れること。
世には出ない情報が得られる可能性が高いこと。
普段見ない和楽器愛好家との「出会い」があること。
流派、会派、独学関係なく楽しめること。
参加も気分次第、自由なこと。
そんな感じなのかもしれません。
いくら自由と行っても無秩序ではありません。
当然、社会的なモラルは必要ですし、
リスペクトがあるから自由が成り立っています。
・宴会ではありません。
楽器練習なし、井戸端会議参加でもOKなんですが、
どんちゃん騒ぎは、
閉会後の懇親会まで耐えましょう。(任意参加)
・会場費は発生します。
ワンコイン程度の会場費は発生します。(金額は会場による)
また、会場によってはレンタル和楽器も
あるのでその場合は別途、レンタル料が発生します。
・顔出しNGの参加者も多い。
撮影の場合は要確認を。
・参加には事前に申し込みがある。
会場によって条件、方法が異なります。
・郷にいれば郷に従え?!
自然に内部派生している珍しい会なので
その会場ごとのルールがある場合もある。
・基本、和太鼓は不可能、津軽三味線はグレー
会場の都合で99%(推定)は和太鼓は不可。
津軽三味線も本気度MAXだとかなりの音量なので、
会場によっては「忍び駒の装着」が条件に。
OKの会場でも、交代練習とか音量の配慮は必要かも。
・初見は緊張する。(ローカル感がある)
地元のおっちゃんばかりの居酒屋と同じです。
最初に「こんにちは〜」と言えばそれで仲間。
無言で入ってきて、会場費だけ主催に渡して
無言で帰ることもできますが・・・。
・開催が不定期の場合がある。
地域にもよりますが、都心部のもくもく会は
公民館や地区センターの貸しスペースでの開催がほとんど。
会場使用に当たり、予約、抽選だったりするので
タイミングが悪いと開催が出来ません。
・その他(会場に要確認)
地域や主催者の意向で各会場の特色がありますので
事前に主催者へ確認しておいた方が無難です。
複数の会場を渡り歩いて参加してみるのも
面白いのではないでしょうか。
正直「出会い」笑。
元もこもありませんが・・・。
正式な組織運営事務局があるわけではなく、
出会いが元でどんどん派生している
コミュニティなので基本ローカル情報が頼り。
常連さんですら、どこで誰が、どの地域で
いつ開催されるのか把握していないことが
多かったりします。
ハタから見ればかなり不思議なコミュニティ。
あえて言えば、SNSが情報源。
『X』に情報が流れてくることが多い印象です。
チェックしてみてください!
今回で2回目、横浜の野毛で開催された
「横浜和楽器もくもく会」
野毛地区は、横浜の中でも下町情緒がある、
飲屋街。桜木町駅から近いので、
「みなとみらい」で遊んで夜は野毛、日の出町へ
呑みに行く人も多いんじゃないかと思います。
この地区は、横浜の中でも「音楽」に縁がある
場所でライブハウスや「にぎわい座」という、
演芸や民謡のイベントなどが開催されたりする
「横浜の歌舞伎座」みたいな施設もあります。
この日は、津軽三味線、細棹三味線、民謡三味線、
尺八、沖縄三線、といったジャンルの愛好家が集まりました。
ここは、地区センターの和室会場なので、
旅館のようなスペースでまったり・・・。
当日は、色んな楽器業界事情を交換したり、
未来の和楽器の世界はどうなる?的な談義に
花が咲いたり、各々、練習したり・・と
茶菓子を頂きながら過ごしました。
自分は、仕事の都合で3時間ほど滞在して
途中入場、途中退室でしたが、
この日は、21:00までだったそうです。
会場費も¥500なのでリーズナブル。
興味がある方は次回、参加してはどうでしょうか。
募集時期が近くなると『X』に情報が流れてきます!
なんとも、ファニーな雰囲気で、
オープンなのか、クローズドなのか、
参加者の気持ち次第という雰囲気は、
日本的と言えばそうなんですが、
放課後の学校のような雰囲気が好きなら
参加してみても良いのではないでしょうか。
P.S. 特別版の「もくもく会」のお知らせ!
この機会に「もくもく会」を体験してみては?
多分、今までで一番、オープンな回かもww
東京秋葉原にある『和の音交流館』にて
《和文化フェス》が開催されるそうです!
この期間中の
11月4日の土曜日だけですが、
《13:30〜17:00》まで、
3階のスペースで『和楽器もくもく会』の
今回だけの特別編を開催するそうです!
当日、お箏、津軽三味線のレンタルも可能。
気軽三味線「シャミコ」も無料で
レンタルが出来るそうです!
更に地下の防音スタジオでは和太鼓も
体験可。(別団体の為、会場へ要問い合わせ)
「もくもく会」の参加詳細は、主催の
『和楽器メディア.com』さんの『X』などチェック!
和太鼓、ワークショップ、フリマ出店、
その他、フェス全般は、
『和の音交流館』へ聞いてみてください!
今日も良い1日を!
保土ヶ谷宿場祭り2023
ナゼかコレに出ます・・
10月って決算とか気温的なこととか、
なんだか知りませんが、
物事が突然、動き出したりすることが
多いと思いませんか?
最近は花火大会も10月とか、
時期をズラして開催されたり・・・。
芸術の秋、食欲の秋なんでしょうか?
要は何やるにもちょうどイイ季節ってことで
忙しくなるんでしょうかね・・。
そんななか、
ある日、突然「三味線の演奏しませんか?」と
いうオファーがJR保土ヶ谷駅の近くにある
コワーキングスペース「キッカフェ」さんから
連絡が・・・
なんでも、約3年ぶりに、
「保土ヶ谷宿場祭り」が開催されるってんです!
そもそも、保土ヶ谷って宿場だったんすね・・。
それはさておき正直、自分は修行中の身。
しかも、演奏家でもありませんので・・・。
そこでっ!
私がいつもメンテナンスでお世話になっている
地元にある「仁木三味線」さんへ連絡して、
コラボ出演の依頼を頼んだら快諾してくれました!
(14:30~スタート!)
「仁木三味線」は三味線工房なんですが、
特に「ハの調整」といってギターでいうところの
ネックの反りみたいなもんなんですが、
永年使っていると、湿気や保管の環境、
糸の張力、木の性格もあって反ったり歪んだり
捻れたりするんですね。そうすると、
三味線の醍醐味、倍音効果の「サワリ」という
「三絃の共鳴音」が出なくなるんです。
三味線はサワリがなくなると・・・・
ウクレレみたいになってしまうんです。
その「ハの調整」に定評がある工房なんです!
今回、更に急遽、民謡の唄い手さんも
協力して頂けることになり、錚々たるメンツ・・。
まさか、お祭りの余興なんでこんなに
豪勢になるとは思いませんでした。
民謡、津軽三味線はまだ緩いんですが、
本来、日本伝統芸能の世界って他流派や他の会派と
一緒に演奏をするということは珍しいんです。
なぜなら・・・・
演奏の手法など企業秘密的な部分が
あったり、他から要らぬ情報が入ると、
伝統が壊れる、といったような懸念もあったり・・
詳細は定かではありませんがそれも「伝統」なんです。
流石に今時、情報を隠してもあっという間に
インターネットで調べれば世界中に
知れ渡る時代なので大分、ゆるくなりましたが。
今回は「お店とお客×地元民」という、
グレーゾーンを大義名分に夢の即席コラボが実現!
更に大会優勝経験のある唄い手さんまで登場!
今回、成り行きなんで多分出演は
コレが最初で最後です・・・。
三味線の「三絃の共鳴音」を生で聞くべし!
3年振りとのことで、なんだか
運営側も気合が入ってまっせ!
お見逃しなく!
P.S.
この日から横浜大桟橋では、
「プチ花火」も上がるそうです!
(pixabay)
The post 《津軽三味線》3年振りの開催! 保土ヶ谷宿場祭り2023 first appeared on しらてら.]]>2023年、10月から「ステマ」が
違法行為となりました。
そもそも、ステマとは・・・
「どうせ、ステマでしょ?」
口コミ投稿で、
こんな、言葉を聞いた事はありませんか?
ステマとは「ステルス・マーケティング」の
略で「見えない販売手法」とでも言うのかな?
有名人が使っている高級時計、実は、
時計メーカーから、PR目的で進呈されて、
意図的にSNSに映る様に振る舞ったり、
ベタ褒めしたりしてファンにも興味を持たせ
販促に繋げたり、または、
インフルエンサーが化粧品や美容器具を
やたらと「おすすめです!」と宣伝したり、
本当に、その人が良いと思って使っているのか、
それとも「企業案件」なのか判断がしずらいまま、
SNSや動画などでPRする販売手法なんです。
Amazonなんかで、評価が星5つと、
逆に星1つなんて、極端にレビュー評価に
落差がある様な商品は、星5つの人はステマで「サクラ」。
星1つ評価の人は実際に買った人のレビューだったりします。
要は「評価の高い口コミ」を気づかれない様に
意図的に仕掛けるのがステルス・マーケティング。
それが、今年の10月から違法行為となったんですね。
ぶっちゃけ、良くない物を、良い物だと言わせる様に
金品など「エサ」で釣って乱用したのが規制の原因。
つまり、一部の業者による「悪用」が原因です。
ステルスなのに、雑に扱うからバレバレ。
実は、広告業界というか、販売の過程では、
・見ない(今じゃない)
・信じない(怪しい)
・アクションしない(買わない)
という『3つの壁』があるんです。
想像してください。
ポストのチラシって正にコレに当てはまりません?
何故なら大抵の場合、必要でない物を
「押し付けられ」拒否反応が働くからです。
この壁を乗り越えないと物やサービスって
生活必需品とかじゃない限り基本、売りにくい。
しかし、逆に・・・
「教えてくれてありがとう!助かった!」も実際ある。
だから、友人、知人、既に買って試した人の
「口コミ」(レビュー)が必要なんですが、
それを悪用した人が多かったと言うことなんでしょう。
・商品やサービスの販売で消費者が誤認する様な
紛らわしい広告
例えば、自分の実績や商品の性能なんかを、
「世界初!」「今までなかった!」「性能UP」など
エビデンスも無いのに誇大表示るすこと。
・消費者が倫理観を損なう様な過大な景品の提供
例えば、レビューを書いてくれるなら、
無料で差し上げます!とか星5つ評価で〇〇進呈!など。
「客のメリットより発信のメリット」を突いた提案すること。
これからは誠実に「これらは宣伝を含みます」と
提示しないといけない訳です。
簡単に言えば「通販番組」的に「これは販売だ」と
分かるように商品やサービスを勧める必要があるってこと。
これからは「誰でもできる副業です!」とかいう
触れ込みでステマの仕事にハマらない様に気をつけてね!
元締めがすぐドロンできる様に敢えて、
ビジネスに詳しく無い層に副業として紹介している場合も
意外とあったりする。(元締めも規制を知らない可能性あり)
「口コミ」投稿だけなら誰でも出来る簡単な作業だからね。
いずれにしても、
「手っ取り早い」マーケティング手法は、
廃れるのも手っ取り早いってことっすね。
次の新手法は「誠実マーケティング」か?!
P.S.
運動の一環として30年?40年?振りに
最近、マイブームのBMX。
朝の4時半起きからの〜
片道20kmの道のりでスケートパークへ。
イイオッサンが、ニースライドかまして、
両膝から流血しながら午前中を満喫。アホだな。
(画像は自主規制w)
オリンピックの影響か、世界的なのか、
当時のライダー達もオッサンになって、
懐かしい車両がどんどん復刻されてる。
アメリカは昔からそう言うオッサン市場も
あるけど、日本も今からオッサン向け
「Xスポーツ」市場の開拓も悪くないかもしれない・・・。
体幹が衰えてる。膝が痛い・・仕事しよ・・。
今日も良い1日を!
インナーブランディングって知ってますか?
最近ちょくちょく、耳に挟む様になった
ワードですが、反対語だと
アウターブランディングといいます。
そのうえで・・・
普段、皆さんが聞く方のブランディング戦略は
大抵は「アウターブランディング」で
主に商品やサービス、または自分自身の
認知度を上げるために行う販売施策です。
反対に「インナーブランディング」は
会社組織やコミュニティの中に対して、
ブランディングをする施策の1つです。
昔からある福利厚生なんてのも
その1つとも言えるかもしれません。
Googleに勤める人は基本、Googleの
社内風土が好きで入社する人も多いと思いますし、
Googleのサービス愛用者だったりします。
ハイブランドのショップスタッフは
自社製品のファンだったりします。
今話題の中古車買取販売チェーン店がニュースで
話題になっていますが、個人的に、
マーケティング的には上手くやっていたと思います。
しかし、問題だったのが、
アウターブランディングばかり気にして、
店舗拡大と収益拡大だけに目を向け、
インナーブランディングを怠ったのではないかと思います。
会社の方針に共感が持てず、
理不尽なノルマから給料を得る為だけに
販売しているんですから縁の切れ目は金の切れ目。
これでは、組織の成長は大体、想像がつきます。
理念も知らず従う目的はノルマ達成と「お金」なので、
不正も起きても不思議じゃありません。
この、会社の理念と従業員の理念を一致させ、
全メンバーが同じ方向に誘導する役割もある
ブランディング施策がインナーブランディングです。
インナーブランディングが成立すると、
なにが起きるか・・・。
社員教育しなくても、どんどん自社の商品の
改善策を構築したり、従業員が顧客へ勧めてくれますし、
社内や組織の雰囲気も積極的な動きへ変化します。
当然、従業員がファンなのでリアルな
フィードバッグも得られて精度がアップするでしょう。
企業理念を声高らかに毎日朝礼で唱えても、
実際、腹落ち理解してる従業員やメンバーって
ほとんどいないのではないでしょうか。
インナーブランディングが成立すると、
自然体でスタッフにも理念が腹落ちしているので
「軸」がしっかり通った組織になるそうです。
確かに「夢の国」も「りんご」もそうですが、
組織としての対応にはブレがありませんよね。
それは皆、同じ方向を向いているからでは
ではないでしょうか。
インナーブランディングが出来てないところは、
支店ごとや行くタイミングごとで対応が違う、
スタッフによって黒が白になる・・とか、
何かとブレブレだったりします。最悪逆ギレとか。
スタッフ自身がやりたくないことを理由も理解せず、
「やらされているだけ」なのかもしれません。
巷で言われてる『ブランディング』は
実は外部と内部の両軸で行うことで、はじめて
最大の効果を発揮できる施策といえます。
いずれにしても、他にも色んな要素が
絡んだりするので良ければ、鈴木誠一郎氏の
※「インナーブランディングのすすめ」なんて
読んでみてはどうでしょうか?
※URL未挿入でスミマセン・・。
P.S
よく、スタッフ側になった瞬間、態度がコロッと変わる
会社がありますが、(心当たり多数あり)
社員も一歩、会社から出れば「お客さん」です。
その家族も、友人も・・・
1人の後ろには100人以上の人との繋がりがあると
いわれてますが、もし1人のスタッフを会社の敵に
回せばどうなるか・・・それだけ、顧客を逃すとも
いえるんじゃないと思うわけです。
今は、SNSのフォロワーも範疇に入るので、
損害はそれ以上かもしれませんね。おー怖。
今日も良い1日を。
The post 《マーケティング》ざっくり2つのブランディング戦略 first appeared on しらてら.]]>
インバウンドや、地域活性など、
国を挙げて活性化をしようと盛り上がっていますが、
その中で、日本文化、伝統芸能を取り入れたくても、
どうしたら良いのか、具体的に業界の仕組みが
わからないって人は多いんじゃないでしょうか?
同じく、和楽器の業界で継続して収益化を
作る仕組みやリソースがわからないって人も
いると思います。そこで・・・・
ジャンル、流派、会派、団体、業種、企業問わず、
・和楽器業界をより良くするための
アイデアを提案したい!
・和楽器業界の未来に危機感を感じている
・和楽器に関心のある人との
つながりを作りたい!
・和楽器業界のために
自分ができることを探している
1つでも、関心があるなら、
このカンファレンスは参加意義のある会になるでしょう。
コロナ禍が追い打ちとなって、その期間に老舗の
和楽器メーカーが廃業の危機に陥り、文化庁はそれを受け、
メーカーから楽器を買い上げ、高校や大学の部活動やサークルに
和楽器を貸し出す事業を展開してきたそうです。
学校の生徒の反応は、本物の和楽器に触れて、音を聴いて、
かなり、好評だったそうです。しかし・・・
この事業は今年度で終了。
ニーズがあるのにもう、個人的に意味不明です・・・。
そんなネット記事も最近、掲載されました。
「継続」「リピート」してもらうための業界全体の
「仕組み」の無さが如実に現れた結果じゃないかと思っています。
文化庁の基準は、一般世間のビジネス形態を
基準に考えているハズなので、継続が出来なければ、
今後の予算編成はムリだ・・と判断するのも当然かもしれません。
ただ、業界内としてはいつも通り、周りでも
やっていることをしているだけなのですが、
つまりもう、既存のやり方では、
『限界』を迎えているかもしれません。
今回のカンファレンスでは、立場関係なく、
同じく危機感を持っている業界内、
業界外、の人達が集まり、
テーマ1:
「和楽器業界×地域資源」で誰もが集まれる拠点を作る!
テーマ2:
「邦楽の日」が超進化?! 「和楽器ファンWeek」を作る!
という、今回は2つのテーマを軸に、
エンドユーザー、プロ奏者、職人、
異業種経営者、流派、会派、
団体、人種、業種の枠を超えた
業界全体にとって重要な機会です。
・職人でないと分からない内部事情。
・ユーザーから見た業界体質の問題点。
・販売店が存続するための工夫と取り組み方。
・プロ奏者から見た業界の問題点。
・異業種からみた和楽器業界の不思議な仕組み。
この様な疑問をお互いが解決しない限り、
伝統が伝統じゃなくなる日も近いかもしれません。
その日に出た意見やアイディアを共有するだけでも、
また、「新たな人脈と繋がる」だけでも
とても貴重な1日になるのではないでしょうか?
「行ったら何か携わらないといけない・・」なんて
理不尽なことはしないので、
いずれにしても、ちょっと覗いてみてはどうでしょうか?
詳細はコチラ↓
Wagic 『和楽器カンファレンス2』
P.S.
一般学生、異業種経営者、エンドユーザーの参加が
ほとんど。当事者で一番肝心な、サプライヤー、業界人の
参加は1人だったのは、なぁぜ?なぁぜ?
今参加すると、注目度バツグンですよー!w
今日も良い1日を!
The post 《お知らせ》和楽器カンファレンス2 first appeared on しらてら.]]>
ニッチでマニアックな不用品に
〇〇を付けたら売れました・・。
季節の変わり目に多くなる不安定な天気。
夏もそろそろ、終わりかもしれませんね。
そんななか、衣替えや模様替えのついでに
断捨離をする人も多いと思います。
そこで、活躍するのがメルカリやヤフオク。
実家から不要かつ希少なサーフィンの
道具が出てきたんですよね。
現役ならお宝なのですが引退した身には
悲しいかな、ただの板切れ・・。
そこで断捨離をすることにしました。
先ずは、買い手が早く見つかるメルカリに出品。
反応はあるものの、決済には届かず。
3日見て、値下げ。ウオッチが増えたが様子見。
実は、人間は「あること」がないと、
なかなか動かない動物だといいます。
特に「緊急ではない重要な事」とは、
気にしてるけど、今すぐではない・・。
仕事のタスクもそうですがそれって、
趣味の道具とかにも当てはまります。
特にメルカリなどで趣味に関する中古品は
絶盤品や限定品など1点物がほとんど。
ウオッチに入れて検討はしてるけど、
お財布に余裕が・・・という場合がほとんど。
出品者の方も反応はあるのに
その先へ進めないのは焦ったいですよね。
そんな時はどうするか?
人間は「あること」がないと、
なかなか動かない動物と言いましたが、
その「あること」とは「期限」を設けること。
メルカリって売れないと延々、そのまま
なんですよね・・早く決着をつけないと、
どんどん商品表示が下の方へ
埋もれていくので良いことがありません。
後の方なんて「本当にまだ売ってんの?」
なんて逆に不安になってしまいます。
因みに電気やガスの支払い伝票でも必ず
「支払い期限」が明記されてますよね。
期限があるからわざわざ、
支払いの為に面倒でもコンビニへ行くことになります。
「期限」に動かされてると言っても過言ではありません。
実際、メルマガのプレゼントや、イベントの申し込み、
物販の販売など・・期限の最終日が一番、
申込率も高くなったりします。
みんな「申し込む」と心で決めていても「決済」という
現実に直面すると躊躇してしまうんですよね。
そんな時、期限があると、
「今、買わないと後悔するかも・・」
「エイっ!買っちゃえっ!」ってなりませんか?
だから『期限』はセールスに於いて、
必須のキラーワードだったりします。
因みにそんな悩んでいる時に『特典が付きます』、
なんてあったりしたら?
これを「オファー」と言います。
最後にトドメとして優柔不断な人の
背中を押す役割がオファー「特典」です。
それで大成功したら、
「ご好評につき、追加販売決定!」なんてね・・。
当てつけの理由で再販したりします。
特典を変えつつ・・・。
ということで、ウオッチはあるものの、
値下げして3日間を過ぎて反応がないので出品を取り消し。
メルカリは自分自身の出品期限までに
売れなければ戦略の変更を最初から考えていました。
で、ヤフオクへ再出品。
オークション形式だと相場よりも安く落札される
可能性もあるので相場を調べ「即決」で設定。
ヤフオクは「期限」というのが一応あるので、
即決なら実はメルカリより早いことも。
買いたい人は早く買いたいだろうし。
経験上、オークションで競合類似品が多い時、
「即決」だと目立って決まりやすかったり。
人間、考える時間が長いと疲れてしまい、
「ま、今回はいっか・・」となりがちなので
相場より若干、安くして(特典の代替え)
期限は敢えて3日後に設定。
結果はやはり、最終日3日目の朝イチに落札!
めでたく、めっちゃ売りにくい商品が売れました!とさ。
・仕事でも買い物でも、
人は「期限」無いとアクションしない。
・特典は付ければ良いってもんじゃない。
次回から特典が無いと売れなくなる。「期限×特典」が効果的。
P.S.
ヤフオクやメルカリなどの
オークションサイトでは、
・なるだけ高く売りたい人
・なるだけ安く買いたい人
という、相反したニーズが混在するので、
効果的に手早く決着をつけたいなら双方の
「条件」を満たす作戦を色々考えてみると、
なかなか、面白い世界です。
※商品、プレミアグッズやストア販売など、一部、当てはまらない場合あり。
今日も良い1日を!
いよいよ、邦楽・和楽器界隈のイベント、
公演が増えて何だか去年より騒がしい。
一方で、知り合いからは相変わらず、
「イベントの情報あればください!」と言われる。
・・・なぜ?
何かの商品やサービスを提供する場合、
お客さんの種類を知っておく必要があるんですが、
なぜかというと「頭の中」がそれぞれ違うからです。
お客さんには、
・潜在顧客
「こんなモノがあったなんて!」的な
まだ商品やサービスの存在に気がついていない層。
広告宣伝、教えるなど認知度の向上が必要。
・見込み客(リスト)
広告宣伝などで商品やサービスは知っているけど、
購入にはまだ至っていない層。「そのうち客」
体験、モニターを通して顧客になるかどうか。
「リスト集め」はこの層が中心。
・顧客
1度、商品やサービスを購入してくれた層。
常に、他の商品もアンテナを張っているため、
不安定なお客さん。一番、気を使う層。
・リピート客
気に入って再購入してくれたお客さん。
次回も期待はできるけど、条件次第だったりする。
特典やフォローアップ戦略が必要。
・VIP客
あなたのファン。あなたの商品、サービス一択の層。
もはや、セールス不要。鶴の一声で購入してくれる
商品やサービスを熟知している応援団的な顧客。
協業、代理店候補など、コチラ側の世界への案内もできる層。
「お客さん」という1つの枠には、
これだけのカテゴリーがあります。
「ターゲットはどんな人ですか?」と聞くと、
9割は「いろんな人に来てほしい」と答えます。
それは誰でもそうなんですが・・・
それは結果論であって、そこへ至るには
ステップが必要になってきます。
潜在顧客には、商品やサービスのイメージや、
実績を、見込み客には特徴やレビューを、
リピート客には特典など特別感を、
VIPには、更に特別感を・・・。
つまり、もしオールジャンルに訴えるなら、
最低でもチラシには上記の要素が含まれていないと、
読んでくれません。それでも内容が薄まるので、
成果を期待するなら、それぞれのターゲットへ向けた
専用の告知方法が必要になってきます。
例えば、イベント、公演なら・・・
10代、20代ならTikTokで、〜30、40代はInstagram、
ビジネス属性ならFacebook、潜在顧客ならTwitter、
YouTube、60代〜チラシ、DM、個別メッセージなど・・・
(分析、統計を取りながら最適な告知媒体を決定する)
そこまでやってらんないよ・・
というのが本音だと思います。自分も同じです・・。
でも、やっている人ほど集客ができているのも現実。
(規模は違えど)
やっと、邦楽のイベントや和楽器の公演が
増えて来た感がある最近界隈で賑わっている一方で、
日本文化好きのクライアントさんからは、
「和楽器関連のイベント情報ください」と言われる。
どこから紹介すれば良いのか分からないくらい、
「メチャクチャありますよ」と自分。
一定の情報しか探しても出てこないという。
(検索のセンスも必要ですが)
なぜ、邦楽、和楽器イベントは、
世間で開催される夏祭りほどの情報が
出まわらないのか、を考えた時、
大きな夏祭りは、町内だけのコミュニティに
留まらず観光、グルメ、エンタメ情報も含んでます。
つまり内側のニーズにはもちろんですが、
それより外にいるターゲットへ魅力を伝える
ことに力を注いでいます。
つまり、
内輪はリピート客、
外界に潜在、新規顧客がいるということ。
「継承」を考えた時、どちらに情報を発信するべきか?
会社の事業を継続させるのも日本伝統を継続させるのも、
同じことだと思うのです。
内輪にPRするのが集客は確実でラクなので、
つい、近いコミュニティへ情報を発信しがち。
よく見るのはいわゆる「リピート集客」なんですね。
継続と考えると重要ですが、新しい風は吹きません。
リピートへ向けた情報は既に溢れているんで
内部の人間からすれば活発に動いてるんですが、
客観的に外の視点からすれば、
時間が止まったままに見えてるわけです。
いつも「リピート集客」なので
「後継者不足」という結果が訪れるのは至極当然。
加えて、
リピート向けの集客=新参者にはハードルが高い。
という図式も成り立ちます。そういえば、
常連さんばかりの居酒屋って入りにくいですよね。
入ってしまえばとても楽しい空間なんですが・・・。
あれ?日本伝統文化にもあるある?
未だ見ぬ後継者、外界にどんどんPRする戦略も
今後の課題かと思う今日この頃です。
あなたはどう思いますか・・・。
今日も良い1日を!
The post 《マーケティング》ターゲットはどこにいる? first appeared on しらてら.]]>
恐らく、業界初なんじゃないかと思う。
『演奏ナシ』の和楽器イベント、
和軸主催《和楽器カンファレンス》
さて、どんなイベントだったのかというと・・・
季節の変わり目の天気が不安定ながら集合時間は雨は何とか持ち堪え、
東京品川大井町駅にある「きゅりあん」という立派な施設の
大会議室を借り切って、一般社団法人 和軸(wagic)主催
『和楽器カンファレンス』というイベントのサポートしてきました。
業界団体というと、業界のプロ集団というイメージがあると思うけど、
「わじっく」は業界内外の和楽器や邦楽の業界、行政団体、演奏者、
学生、プロ、職人、販売店など、ジャンルや流派、会派を超えた繋がりで
持続可能な邦楽界に向けアップデートしよう!という想いで
世界パンデミックの最中、設立された社団法人です。
実は、今回、パンデミックでオンラインでしか顔を合わせたことがなく、
リアルで顔を合わせるのは運営スタッフも初めてなんですが、
もう既にコミュニケーションはオンラインで取れてるので、
なんの支障もなく進行もできるというなんとも、イマドキスタイルなスタート。
・業界誌の編集長
・某有名コンサルタント
・プロアーティスト
・投資家
・業界コミュニティの主宰
・マスコミ関係者
・地方行政関係者
・IT関係者
・起業家
・和楽器の未経験者
・和楽器職人
・一般人の方(和楽器の経験者・未経験者)
などなど・・・総勢25名の精鋭が集結!
参加者数だけ見れば、決して多いとはいえないけど、逆に濃厚な
メンバーが集まり、熱いセッションが繰り広げられたので意外と、
この人数が、限界だったかもしれない、と思うほどの内容だった。
そんな声も出ました。たしかに・・・
ギターなどの洋楽楽器には必ず、「ブランド」が存在しますよね?
しかし、和楽器は、複数の生産地があるものの、ブランドがありません。
(正式にはあるのですが、あまり公にはされていません)
唯一、「尺八」に関しては職人さんの銘がブランドとなり
「あれと同じ尺八が欲しい!」となった時に威力を発揮しているそうです。
国の法的規制の影響もあるそうだけど現に、中国では尺八がちょっとした
ムーヴメントにもなっているとか・・。
そんななか、和楽器が今の時代で売れるには『ブランド化』は
必要ではないか、との声があった。伝統工芸的な意味もある和楽器だけど、
9割9分ユーザーにしてみれば工芸品以前に「楽器」ですよね。
「ユーザーの拡大」が目的として考えれば、ブランド化による、
購入時の選択肢、安心感など時には「カワイイ」が和楽器の世界に
飛び込む決め手になることだって十分にあり得る。
なぜ、ギターやウクレレが手に取りやすいのか?
なぜ、人気があるのか?色々と業界事情はあると思うが、
厳しい現状、カスタマーに寄り添う必要があるのではと感じる。
「ブルーオーシャン」とはビジネス用語で、ざっくり言うと、
「市場未開拓地」のことを言います。
競合ライバルが少ないマーケットなんですが、
「ブルーオーシャン」を逆に言えば・・・メチャクチャ開拓が大変な、
もしくは、開拓の余地が無い、とも捉えられるとのこと。
つまり、どんな市場でも言えることだけど、1番乗りは、
開拓に膨大な資金と労力、反発、時間を費やす必要があり、
その為の費用対効果が望めない場合、事業が破綻してしまう可能性も。
ならば、ある意味レッドオーシャン?
ポイントは「ローカライズ」と言う意見が出た。詳細は長くなるので
省略するけど、和楽器人口は減少していても、和楽器に興味の有る、
潜在ニーズはまだまだ存在するということ。
なぜなら和楽器の体験会、ライブ、イベントなどでは賑わっていたりする。
つまり、和楽器を演奏したい層と、音色を聴きたい層は別なのだ。
まず、そこを混同するといくら頑張っても成果は難しい。
特にコロナ禍を境に色々と変化している印象があるので
この違いを認識して収益の仕組みを作る必要はあるかもしれない。
登壇者を交えて、参加者全員でグループに分かれ、
それぞれのテーマについてディスカッションをした。
そのテーマとは・・・
・学校や行政へのアプローチ
・和楽器ムーヴメント戦略の具体的な実行方法
・カルチャーのトレンドとWEB発信
・地域連携
・資金調達
とテーブルごとにテーマが違う。内容については
今後、正式に公表される可能性が高いのでここでは詳細は省きますが、
いずれにしても、再現性の高い、トークが繰り広げられたのが印象的だった。
各テーブルの代表者がディカッションの結果を纏めて発表し情報を共有。
その後、来年の3周年へ向け、徳島新聞社の80周年も迎えるなか、
記念イベントも実現したいとの理事より閉会の挨拶も兼ねて終了した。
(メンバーは徳島出身が多い)
最後は、ビールやおつまみで交流タイム。その後みんなでお決まりの
打ち上げに傾れ込み、ムシ暑い品川の夜で更に熱いセッションになった。
今回は第1回目ということで、コロナ禍に設立された
同団体のメンバーがリアルで集結するのは初めてなこともあり、
どうなるかと思いきや蓋をあければ、予定通りに閉会したのは流石の運営力。
とはいえ、人員が豊富なわけではないのでもし、あなたも
興味があるなら『和軸』のホームページをチェックしてみて下さい!
今回のカンファレンス、和楽器業界の他に異業種の専門家も参加した中で、
一番、エンドユーザーに近く、今後の影響を受けるであろう和楽器の販売店、
教室の運営者、職人さんなど、サプライヤーの参加は無かったのですが、
個人的には『現場の声』を聴きたかったです。ぜひ、次回は聴かせてください!
また、学校の必修科目に和楽器も加わっていることから
教職員の参加もお待ちしています!
いずれにしても参加された方、お疲れ様でした。
今日も良い1日を!
The post 《お知らせ》演奏のない和楽器イベント。 first appeared on しらてら.]]>
世のビジネスマンに悲報。
『裸の王様』になっているかもしれません。
和楽器の業界を盛り上げたい!と、
持てるマーケティング知識と経験を
戦略的に組み立て続け、はや2年・・。
パンデミック期間中に業界の
リサーチもだいぶ出来たんじゃなかろうか・・と。
そして、パンデミックが明けて、
イベントやライブが大分盛り返してきて、
海外からの観光客で浅草は溢れかえり、
まるで、パンデミック前に戻った・・ような氣も?
でも、インバウンド事情はコロナ前と
コロナ後では大分違うことに気づきました??
私は氣付いてしまいました・・。
その話はまた、次の機会にして、(話さないんかいっ!)
そんななか、Z世代と呼ばれる層に
ダイレクトにリサーチができる機会を頂きまして、
和楽器業界を次世代に継承したいなら、
次世代を知らないでどうする?ということで、
【Z世代に刺さるクリエイティブとは?
- Z世代の「生声」をライブでのぞき見しよう!】
というイベントへ参加してきたんです。
(イメージ)
日本の伝統文化の関係者って、
過去の偉人を探求する人は多いけど、
次世代を探る人って中々、
少ない気がしますがその辺、どうなんでしょう?
色々な意見はあると思うので、それは置いておいて・・・
(またかっ・・・)
なんとなく、Z世代の情報はネットで手に入るけど、
リアルで聴くと、改めてギャップを感じました。
どんな所かと言うと・・・
・自分の趣味をグッズなどで匂わせつつ、
アピールはしない。気が付いた人と共感を共にする。
(全身ブランドアピールはサムい)
・デジタルは当たり前の世界。アナログが新しい。
・見た目はギャルじゃないけど、マインドがギャル。
(言いたいことは言う。自分軸がある)
・反論はしても敵対はしない。
・直感型思考。共感、しっくりくるかが重要。
・メンズのギャル化も認める懐の深さ。
つまり・・・、
直感型で反論しても敵対はしない、
メンズがギャルで、ギャルがメンズでも否定しない、
ブランド物は興味が無くて「しっくり」がキモで、
企業のPRは信じず、共感者の意見で決め、
マスコミの垂れ流し情報は簡単には信じず、
自分で考えてから検索することが当たり前。
個性が確立されているので、皆と同じはキライ。
でも、共感を常に与え求めている。
今まで、セールスやマーケティングで
戦略を立てるときに使う「ペルソナ」が通用しない。
というか、しずらい世代なんです。
本当にそうなっているかは別として、意識は
「 自分オリジナル」を求める傾向なんです。
それは巷で騒いでる、
「持続可能な開発目標」【SDGs】
ビジネス上、外せない、感が漂う【SDGs】
国も躍起になっていますよね。
昭和世代さん、SDGs・・SDGs・・と、
当たり前過ぎることを
いちいちアピールして押し付けるのが、
ウザい!・・・そうです。
そう、Z世代にとって昭和世代の
変なアピールに疲れています・・・。
そして、、Z世代は「SDGs」を意識せず、
だまって普通に実践しているそうです・・。
昭和世代は何でも『全方向へアピール』しがちで、
ブランドをこれみよがしにアピるのと同じように
『SDGs』をアピるので、
冷ややかな視線で見ているそうですよ。
更に言えば、マスコミや他人に煽られずに、
『余計な物を買わないのがサスティナブル』だと
彼ら彼女らは思っています。
正しい。。。
ただし、消費しないわけではない。
自分に「しっくり」くれば躊躇なく、直感で買う。
大抵、「しっくりくる」その商品やサービスは
サスティナブルだったりするそうなんです。
とにかくナチュラルですね。
参加してみて、昭和世代の企業の社長さん、
経営者の参加はほぼ見かけませんでした。
50代の自分はアウェー感がバリバリですw
ビジネスを既にしているZ世代は、
もっと、上の世代とは交流したいそう。
一方、別のZ世代の経営者からは、
昭和世代の方から「決めつけられる」・・とも。
個性を大事にするZ世代は、
トップダウン制度にありがちな
「決めつけ」に違和感を感じるそう。
これから消える昭和創業の有名な会社も
多いだろうな・・というのが率直な感想。
それは、日本の伝統文化の業界然り。
文化自体は無くならないだろうけど、
関係団体とか今まであったイベントとか、
思考をチェンジしないと継続がますます
困難になると思った次第。
・身近で好きな物を共有する。(友人程度界隈)
・ユルく自分らしさを追求する。
・体験、共感、共有ができることが必須。
・サスティナブル、デジタルは普通のこと。
・リアルの場の楽しさに共感する。
「SDGs」だ「DX」だ、と騒いでいる時点で
既に時代遅れなのかもしれない・・・・。
P.S.
・反論はしても敵対しない。
・男女、お互いを認める。
・人の真似はしたくない。
・無用にアピることはしない。
・見えないものに価値を感じる。
・サスティナブルが当たり前。
・小さいコミュニティを大事にする。
世代がぐるっとまわって、
個人的にはある意味、『日本人らしさ』が
戻ってきているようにも感じました。
パンデミックの数年前に ある、
アメリカのマーケッターがビジネス雑誌の記事で、
『マーケティング手法は出尽くした。
最後は日本人の和の精神しか残っていない』と
書いてあり気掛かりだった。
それは、Z世代にヒントがあるかもしれない。
そんな、和の精神を感じるイベントはいかかが?
6月24日から、25日まで、東京銀座京橋駅から直結、
『エドグラン』で【第6回 和楽器展示会】を開催!
入場無料で、今回は和楽器体験、ワークショップも開催!
もちろん、和楽器でアニソンライブ、民謡ライブも開催!
ご家族で週末を楽しんで下さい!
詳細はコチラ
↓
自分で書いていて、グサっグサと刺さった・・・。
今日も、良い1日を!
※記事の内容は、全てのZ世代に当てはまる訳ではありません。
当日、参加した数名のZ世代の意見と自分のリサーチの結果を元にしています。
あくまで、世代傾向の参考としてお読み下さい。
※Z世代とは1996年〜2012年生まれの世代。それ以降は「α」世代。
The post 《マーケティング》 SDG’sドヤってる人ヤバい事実。 first appeared on しらてら.]]>
今年は、今上天皇御即位5周年ということもあり、
コロナ禍明けのお披露目となった「舞楽」を
ご縁を頂き、初観覧してきました。
多分、よく聞くのは「雅楽」だと思うけど、
「舞楽」を簡単に説明すると、
奈良時代から平安時代に貴族や天皇などの
皇族関係者が「舞」を楽しんだのが「舞楽」なんです。
「三国志」の映画などを見ると、武将たちが
戦いの前に王と共に宮中で宴をしていたりしますよね。
あのイメージだと分かりやすいと思います。
実際に、日本の舞楽のルーツを遡ると、
多分、あなたも一度は耳にしているであろう、
有名な『太平楽壱具』は中国王朝の武将、
奏の「項羽」(こうう)と「劉邦」(りゅうほう」が
会見した際の剣舞を元に作られたんだそうです。
三国志が好きな人はここで、
ビビッと来るんじゃないでしょうか。
因みに、舞の伴奏楽曲が『雅楽』です。
神社での結婚式とかで聞きますよね。
舞楽が始まる前の儀式的な舞が「振鉾」(えんぶ)
鉾を振ることで悪霊を祓い、舞台を清めるのだとか。
なんだか、
観ている方までお清めを受けてるようです。
赤色の装束が「左方」。中国伝来の舞楽を演じます。
一方、朝鮮伝来の舞楽は「右方」。青い装束なんです。
それぞれ、1人ずつ同時に舞うんだけど、
右方と左方チーム、それぞれ楽曲が違う。よく混乱しないな。
津軽三味線を始めて、和楽器の業界に携わり、
なぜ、この場所にいるのか?
本来、和楽器というジャンルの前に、
日本には、新嘗祭など、農耕民族として、
季節や、海、山、川、動植物には人知を超えた存在が
宿るとして「八百万の神」という考え方がありますよね。
みんなが好きな「祭り」もイベントではなく「神事」です。
その神事で使われるのが「和楽器」。
また、田畑を耕す時や、力仕事をするときに農夫などに
歌われた労働歌が「民謡」だったりします。
その伴奏で使われるのも和楽器。
津軽三味線からルーツを遡ると、民謡へ、民謡から遡ると、
邦楽へ、邦楽から遡ると、神事へ・・・と、
和楽器の歴史を遡れば自然と辿りつく感じです。
演奏して楽しむのもアリ。
観て楽しむのもアリ。
場の空気を感じるのもアリ。
「三国志」的なルーツもあったり、そんなことも知れば、
歴史好き、神社、仏閣好き、スピリチュアル な人まで
結構、楽しめたりするんじゃないかと思いました。
因みに、今回は『太平楽壱具』フルバージョンだそうで
普段はあまりに長編なので演舞することは無いそうです。
チョー、ラッキー!
しかし、演者にとっては・・・
甲冑が約15キロ、1時間近く動きは太極拳ばりの
ゆったり感の舞で、龍笛(りゅうてき)篳篥(ひちりき)
笙(しょう)も延々吹きっぱなしで超ハードだそうです。
やっぱり修行だわ。
お疲れ様でした!
今日も良い1日を!
The post 《津軽三味線》和楽器もう1つの楽しみ方 first appeared on しらてら.]]>和楽器好きの人って普段どうしてんの?
と思うかもしれないけど、実はメチャ、
イベント、ライブ、コンテスト・・・・
しょっちゅう、何処かで何かやってます。
6月、7月の注目の和楽器イベントがこちら・・・
セールスライター関係の方も、
色々とやらないといけない状況なんですが、
コロナ禍が明けて、いきなり
和楽器業界はイベントラッシュな模様です。
流れてくる情報は、
祭り、フェア、ライブ、
イベント、イベント、イベント・・・
内容や演者は似たり寄ったりだけど、
大小、様々、各々が各々に動く業界なので、
何だかカオスな状況な今日この頃です。
さて、東京銀座京橋「エドグラン」で開催される、
第6回 和楽器展示会 の各募集の方も
ステージ出演、ブース出店枠が少なくなってきました。
そして、その次の週は、
恐らく、業界初であろう、和軸が主催の
『和楽器カンファレンス』の開催です!
話は戻るけど、パソコン仕事がメインの私。
場合によっては、MacBook Airを1日で
3回とか充電する頻度で使ってたりしますが、
実は大のデジタルデバイス嫌いなんです・・・。
なぜなら・・・
・実は提供側に都合が良く、
使う方が使われている事が多い。
・信用していると突然、裏切る。
容赦無く突然、壊れる。廃止する。そして高価。
・時短?いやむしろ忙しくなってる。
・自称、便利機能。ヘタすると重複している。
・コンセント周りの環境悪化と電気消費量。
・知ってて当たり前という上から目線の取説。
そして、今日、データがすっ飛びました・・・。
費やした時間を返せ〜〜〜!
デジタルデバイスと違い、津軽三味線は裏切らない・・・。
P.S.
災い転じて福来る?!
お墓参りの後は、必ず神社参拝がルーティン。
個人的に色々体験した特別な場所なんですが、
おみくじ内容のリアルタイム感もまた然り。
今まで毎月の様に毎回、
おみくじは引いてきたけど、
こんなの初めて見た!
大吉とかでも普通紙だけどこれは金ピカ!
「運」を使い果たしたんじゃないかと
逆に不安になるメッセージ・・・肝に銘じます。
今日も良い1日を!
The post 《お知らせ》和楽器のイベントって意外とメチャ多いのよ。 first appeared on しらてら.]]>『展覧会とかって費用対効果がね・・・』
そんな言葉を何回か聴いたことがあります。
もし、あなたも答えが『YES!』なら
ちょっとソンしちゃってるかもしれません。
そ理由は・・・
展覧会はマーケティング施策の一環で、
とても、見方によってチャンスが
たくさん転がっている機会なんですが、
単に『出張販売』的な感覚で出展してしまうと
冒頭の様に「展覧会は経費のムダ!」と
なってしまう可能性も高くなります。
せっかく、出店料を払うのですから
それではもったいないですよね。
かくゆう私も以前,
「Xスポーツ」関連の展覧会へ行ってビジネスや
プライベート活動に繋がる出会いもありました。
X-sportも和楽器業界と体質が似ている。
そこで『展覧会』を有効に
活用する為の方法をご紹介!
1、ブランディングできる。
展覧会へ出展することで、自社商品や
サービスのデモンストレーション
することでイメージアップや
認知度を上げることが期待できます。
ただ、印象に残る様な施策も必要です。
2、新規顧客の獲得
出展を考える人の理由のほとんどは
コレじゃないかと思いますが、
アフターフォローまではしていない場合も?!
例えば、特典付き公式SNS、アンケートを取る、
サンキューメールなど、何かしら後日でも
アクションに繋る仕組みを考えておくと
出展する価値がもっと上がると思います。
3、競合他社との比較、リサーチ
競合他社をライバル視するのでなく、むしろ、
価格、お客さんの反応、差別化の発見など、
自社の『改善策』を探るには好機。
場合により、業務提携を結ぶ機会なども。
1会場で数社のリサーチがいっぺんに可能なのは
展覧会ならではです。
4、新商品の発表、展示、デモンストレーション
広告で告知するよりも、実際に手に取り、
口頭でプレゼンする事が出来るので
成約率も期待できます。もし、そのとき購入に
繋がらなくても後日へ繋げることも可能です。
5、テストマーケティング
来場者の雰囲気で自社商品に興味があるか、
改善点はあるのか、リアルに肌で感じる事ができます。
自分では良いモノなのに・・と思っていても市場は
その様には感じていない可能性もありますよね。
『現場ならではの情報源』があります。
6、ビジネスパートナー探し(相乗効果)
例えば、演奏家と販売店とコラボ企画の提案、
アンバサダー契約交渉など。
オリジナルOEM生産の業者さんを探すとか、
ビジネスの拡大と情報収集の場として
活用するのも良いと思います。
ざっとだけでも、
展覧会はこんなにできることがあります!
各セクション毎にもっと細分化すると、
まだ出来ることは出てきますが
そこは各々のアイディア次第です。
(その分、準備も大変になりますが)
いずれにしても、
ムダと決めつけて出展しなければ期待と結果はゼロ。
戦略的に出展すれば、その分、
得られるものがあるののも展覧会です。
今日も良い1日を!
春本番、和楽器業界もイベントラッシュ!
同じ時期にライバルがひしめき合う時期でもあります。
そんな、イベント告知のヒントを少しだけご紹介!
「イヤ、演奏でしょ」と聞こえてきそうだけど、
・ファン作り
・技術を認めてもらいたい
・スターになりたい
・儲けたい
・家族のため
・幸せを感じたい
・楽しみたい(楽しませたい)
・知識を提供したい
・欲望を満足させたい
・社会貢献したい
ちょっと、ゲスいかもしれないけど、
心のフィルターを外した時の深層心理、
欲求として
ざっと、こんな感じじゃないでしょうか?
「全部入り」にしたい気持ちは分かりますが、
敢えて1つに絞った「深層心理の欲求」が
コンセプト決めの際のポイントだったりします。
「全部入り」にすると、沢山書くことになります。
なので「文章が苦手」になる原因になったり、
「何を書いて良いか解らない」原因に。
じゃ、どれだけ伝えればいいのか?
・イベントの内容
「〇〇さんがゲスト出演!〇〇Live開催決定」など
・どんな人に来て欲しいのか
「〇〇が好きな人集合!」とか、
「〇〇演奏会」の〇〇の部分が訴求にも繋がる。
・開催する目的
「チャリティー」や「ニューリリース」など。
これって、フライヤーとか普通に書いている
内容だと思うんですが、メジャー芸能事務所が
作るフライヤーと素人のフライヤーの違いって
同じA4サイズでも「伝えるキーワード」が違うんですね。
微妙な違いなんだけどピンポイントで伝えるのが上手い。
申し込むか「決める」要因は「感情と重さ」
「感情と重さ」ってなんぞや?
って話だけど、イベントなら決済を決めるまでの
会場までの時間、当日までの日程調整、金額、
行くべきか見逃すか、楽しそうか、
そうじゃないか、ってことになります。
例えば、同じ車種の車でも・・・
実車を買う時は・・・重い(慎重)
ミニカーなら・・・軽い(衝動的)
例が極端だけど・・汗
ちょっと、高価なイベントでフライヤーや、
SNSなどで『ワンステップ集客』する場合、
つまり、1つの媒体で募集する場合は長文で
「なぜ高価なのか、他との違い、メリット」など
しっかり伝えないと心のハードルが取り除かれません。
(特に新規ファン獲得を狙うときなど)
「無料ライブ」の場合、心理的ハードルは低いので、
軽くサクッと「友達と来てね!」でも通じます。
また、SNSやフライヤーで告知して、
メルマガやLINEへ誘導してから申し込みさせる
『ツーステップ集客』の場合、SNSやフライヤーは
「短文」でOKです。(詳しい説明は誘導先でするので)
でも、多くの場合『全部同じ熱量』で
伝えがちではないでしょうか。
例えば・・・
・忙しい人(経営者、専門職)=短文
仕事がある平日の告知は短文の方が読まれる。
・別に無くていい物(趣味、コレクション)=長文
特に「知識」が無い新規獲得が目的の場合。
・有名な物(ブランド品、有名人)=短文
ファンなので説明の必要がない。
因みに・・・
・必要な物(生活必需品、消耗品)=短文
イベントとは関係ないけど、参考までに・・。
最後に「広告(PR)の役目」は・・・
1、商品やサービスを直接販売(契約)する。
今回の場合、イベントの申し込み決済に当たります。
2、新規顧客(ファン)の創出
ライヴで知ってもらう、ファンクラブに入ってもらう。
3、イベントの認知度を上げる
知ってもらわないとそもそも開催する意味がありません。
4、ブランディング
個人や、グループのイメージ確立。
後の集客の自動化へ繋げるため。
告知のタイミングや広告媒体によって、
その時々、伝える内容が変わります。
・読み手の層に合わせた欲求の内容
・読み手の「疑問」(価格、ルール、セトリ紹介など)
に答えている内容
・読み手の興味心を刺激するワードか
・推薦の言葉があるか(効果大)
・特別特典(早割、プレゼントなど)
特に最後の2つは可能ならお勧めです。
いずれにしても、いかに「不安や迷い」になる、
「心のハードル」を1つでも取り払うことがでれば、
効果が表れると思います。(簡単じゃないけど)
The post 《マーケティング》ファンへのメッセージ first appeared on しらてら.]]>
遂に最終回!
最終回(これまでのまとめ)
これまで全て「中古品の話」ですが体験上、
分かったのは、三味線が紅木であれ、紫檀であれ、
金ホゾであれ、基本的に市販品は、
サイズ、重量やサイズ規格がほぼ統一されている
印象で初心者にとって違いはほぼ判りません。
使用された木材の部位や個体差もあって、
正直、実際に弾いてみないと分かりません。
(元も子もないけどw)
ある人にはアタリでも、
ある人にはイマイチな印象・・だったり。
「良い楽器の条件」は「良い楽器」ではなく、
アタリの確率を高める為の基準でしかありません。
アタリかどうか最終的には本人の気持ちの問題です。
ただ、天神のサイズ感や形状、棹の付け根の
形状、ホゾの仕上げなどに微妙な違いがあって、
三味線の製造地域が大まかに予想ができたり、
自分なりに素材の選択基準は見えてきました。
自分の中で楽器選びの選択基準が有るか無いかは
大きな違いだと思います。
今までの経験から、
個人的に確信が持てたのは例えばですが・・・
原木からフルオーダーで作った物は除いて、
金ほぞ仕様でも、普通仕様でも、
紅木三味線は総じて総重量「2.8~3キロ前後」。
花梨は紅木と比べて見た目も重さも違いがすぐ分かりますが、
紫檀は重さも見た目も紅木と近く画像判別は難しいです。
漆など塗られていると画像ではほぼわかりません。
(厳密には木目や色味など違いはあります)
また棹が重めだと同じ五分大でも
シェイプが微妙に違ったり、
軽めの棹は上下の面幅が太めだったり、
重い棹はややシャープな造りになっていたり・・・。
裏どりはしていないので真意はわかりませんが、
今まで所有した三味線を色んな角度から
見比べてきた感じでは数値をほぼ、
統一している気がしています。
実際、オークションでも通販でも、
太棹に関して説明文に記載しているサイズは皆、
同じだと感じていませんか?
(細棹や中棹でも太棹と記載する輩もいますが)
手造りとはいえ、飾りではなく、楽器としての
大量生産品なので作業効率も含め、ある程度の
規格基準は必要ということなのでしょうか。多分。
ただ、製造元や年代の違い、
経年劣化による修復歴次第で若干サイズが
変わってしまったというのはあるかもしれません。
なので初めての一梃を買う時は、予算と見た目、
仕様などの必要最低条件だけ自分なりに決めておけば
価格と木の個体差はあるものの、
市販品の太棹のサイズに関してはほぼ同じ。
「あれはどうだ?」「これは?」と
選り好みしているとどんどん迷宮入りし
悩んでいるうちに手にするチャンスを逃します。
ただし、オークションは判別しにくい、
中棹 (棹幅3センチ以下)をベースにした、
『津軽仕様』なる魔改造品?もあるので注意です。
(手の小さい女性、子供向けに改造した物で粗悪品ではない)
なのであとは『出逢い』。
ご縁です・・。(結局ソレ??)
きちんと整備して糸や駒などの小物の種類で
チューニングすれば、たとえ通常の丸打ち胴でも、
金ホゾと同等か場合によっては、それ以上の
音色や音量へ近づける事は出来ると思っています。
よっぽど、重箱の隅を突く様に耳を澄ませるとか、
機械を使って音響測定をするとかしない限り、
丸打ちと金ホゾの音の違いは分からないし、
胴の皮の張り具合でも変わってしまいます。
(アタリ個体を探すよりウデを上げた方が早い)
とはいえ、モチベーション的にも良い三味線が
欲しいと思いますが中古の三味線は特に、
「標準値へ戻すこと」が結構重要だと思っています。
中古で購入したら、とりあえず、
三味線屋さんへ持っていって「カンベリ直し」
「ハの調整」など一通り点検してもらうのがお勧めです。
まずその三味線の「標準値」が分からないと
良い三味線のか、ハズレ三味線なのか、
または自分の演奏方法に問題があるのかが判断が出来ず、
自分も三味線も演奏を改善しようがありません。
また、
購入した三味線の履歴を知ることもできます。
例えば、ある1挺はホゾの中(棹の中)に
小さな釘?の様な物が使われていたお陰で
期間も修理料金も増えてしまいました。
過去に行った修復の跡なのか、はたまた
造った職人さん独自の技術だったのか、
結局、真相は分かりませんが・・・。
修理を依頼したら木材から
過去の遺物を発見!
↓
また他の個体は、見た目はなんともないんだけど、
演奏時に「原因不明の違和感」を感じ、
三味線屋さんで相談した所、
棹が微妙に波打っているということが判明。
カンベリも酷くはなかったのですが、
棹面を整えて、ハの調整後、1厘低めの駒へ変えて
「三味線に合わせたセッティング」をして解決しました。
コレ、結構ポイントだと思っていて、
「自分に合わせた三味線が欲しい」のか、
「ある程度、三味線に合わせられる」のか、
これも選択基準の1つだと思います。
前者のタイプの人は、フルオーダーか新品を
検討した方がモヤモヤは少ないかもしれません。
話を戻すと・・・「棹面のうねり」とか、
職人さんから教えてもらわなければ、
カンベリも無いので全く気がつかず、
駒のサイズも変える事もせず、
違和感を抱えたまま使うか、もしくは
直ぐに手放していたかもしれません。
逆の視点から言えば、このような個体が
中古オークションでは流通しているということになります。
また、大会にチャレンジしている人にとっては、
何故か「勝てない」という原因かもしれません。
中古購入品のメンテナンスに出すというのは、
そういった過去の履歴を発見できます。
また、皮と木材に関して近年、
動物愛護の観点と、伝統的な観点から賛否両論あります。
三味線の皮の為に動物を殺処分している訳ではなく、
廃棄される予定の皮を使わせて頂いているわけで、
毛皮コートやクロコダイルのバッグなどの、
ファッションアイテムとは考え方や経緯が違い、
否定から入るのはどうかなとも思いますが、
そのうえで昔の時代背景で天然皮しか選択肢がなく、
今へ至る訳ですが、近年は合皮も研究開発が進み、
選択肢は昔より増えています。
伝統を守る為に、新しい伝統として、
現代のモノを上書きする部分は
あるのではないかと思います。
さて、全6回に渡って、
『津軽三味線購入実践記』として
お伝えしてきましたが奥が深く伝えきれていません。
和楽器初心者ですが、仕事柄、商品知識と
市場傾向はある程度、把握しておく必要もあり、
今回、アレコレと購入したり試したり、と
自分も「オタクレベル」になったと感じます。
ここまで、気になるトータルの費用に関して、
細かい数字は省かせて頂きますが、
想定外の修理や消耗品交換の出費もある為、
若干の持ち出しはあるものの、
幸いトントン位で収まりました。
(出来ることなら全て保管しておきたかった)
パンデミックから約3年?、
なるべく損失を出さない様に
三味線の勉強とパソコンと睨めっこしながら、
中古相場や商品、業界のリサーチなど、また
オークションは(初参入だから尚更)
手放すべきタイミングの見極めと購入者探しへ注ぐ
労力と時間は正直、シンドかったです。
しかも、それで三味線が上達するワケでもなく
途中、なんだか不毛な感覚さえ覚えました。
(その労力と時間は稽古に使った方が・・・)
とはいえ、花梨〜紫檀〜トチ紅木〜金ホゾ、
犬皮の厚皮〜カンバリ〜各社の合皮の
三味線を、消耗品も含め一通り、
伝統的なカタチの状態で
色々と試すことができたのでそれはそれで、
ちょっとしたビジネス研修だと思えば、
出費を含め良い体験だったかもしれません。
数十年後には、全く違った素材になっていたり、
欲しくても手に入らなくなっている可能性もありますから。
それが「道具探求をするなら今だ!」と
今回、思い立った理由の1つでもあります。
購入に関して言えばもし不安なら、
中古でも三味線屋さんから聞いて購入するか、
現役の先輩奏者から勉強するのがお勧めです。
正直、ネットオークションは、
転売屋が適当な説明で売っていたり、
少々、ギャンブル要素があり、トラブルも含めて
納得の上でチャレンジする必要があります。
また、経験が少ない初心者にとっては
ネットは情報過多になりがちで何が良いのか、
悪いのか、安いのか、高いのか、
探しているうちに頭も混乱するかもしれません。
また、奏者や販売者、職人では、
視点も違うということもわかりました。例えば・・・
・演奏は上手いけど三味線の知識が乏しい人もいる。
・自己流で何十年も弾いてきてそれが基準の人もいる。
・三味線は弾かないけど販売だけしている人もいる。
・普段気にしない部分まで見てくれる人もいる。
同じ太棹でもそれぞれ、個人の見解が違いますので、
上記の事を知らずにやみくもに初心者がネットで
情報収集すると相手が見えないだけに混乱します。
(そもそも業界基準も曖昧だし)
だったら、最初の購入は高いかもしれませんが、
勉強代だと思って、お店で話を聞きながら、
決めた方が余計な手間や曖昧な情報もカットできます。
(中古にありがちな闇の勉強代より健全かとw)
そんなことも、今回は見えてきました。
以上、全6回の簡単な記事でしたが、
全て実体験、経験上のリアルな感想です。
これから、津軽三味線を始めたいと
思っている人、またはハマり始めた人へ
少しでも参考になれば幸いです。
P.S.
足るを知る・・・
その後、これらの紹介した物品は、
金ホゾ1挺と自宅用のサイレント三味線、
必要な備品を残し手元にありません。
元々、ゴチャゴチャと沢山のモノに
囲まれるのが苦手なのもありますが、
和楽器は手作りで工芸品的な要素もあるので、
ずっと手元におきたいモノや、今後の予備として
控えておきたいモノも多かったです。が、
保管場所の確保、維持管理の手間や
作業に要する時間、また移動時に荷物が増えたり、
遠征の時、持ち物に悩んだりする要因にもなり、
結構、時間とお金、労力もバカになりません。
また発表会や遠征では、楽屋が狭い事も多く
結局、現場で使えない物(使わない)も多いです。
緊急の時は大抵、会場のブースでも買えますし。
(お店にも貢献できますw)
三味線の数だけ修理や消耗品は増えるし、
更に犬皮は使わないと破けやすくなります。
実際に一時期、数挺のストックがあった時は
地味にとっかえひっかえメンテが大変でした。
もし自分がプロの奏者なら、まだ割り切れますが、
仕事や家庭の事情以外に諸々と意識をしなきゃ
いけないのも何気にストレスだったりしますよね。
それで三味線の稽古時間が無くなったり、
三味線が億劫になっては本末転倒です。
足るを知る。
本当は、結構シンプルで良いと思うんです。
昔は、今よりモノが無かったはずですし、
そもそも民謡は元々、身軽なはずです。
ということで、自分も身軽になるべく、
『津軽三味線』のカテゴリー記事はこれにて、
一旦、終了とさせて頂きます。ありがとうございました。
いつかイベント会場などリアルの場で
お会い出来ることを楽しみにしています!
それでは、良い和楽器ライフを・・・。
・津軽三味線購入の研究材料として次へ繋げる為であり、
転売を推奨する記事ではありません。
・これらの見解には諸説あり感じ方に個人差もございます。
・今後の経験値により見解が変わる場合があります。
・記事を参考にされて損害が生じても一切、責任は負いません。
ご自身のライフスタイルはご自身の責任によって得られるものです。
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