プロジェクトチームの天国と地獄

目安時間:約 7分

 

プロジェクトや会議でなかなか
話が進まないことってありませんか?

伝える順序の違いが質の違い?!


セールスライターの仕事で、チラシ制作や、
リライト案件などは比較的、個人的な
作業なのでサクサクと仕事が片付くんですが、


これが、プロダクトローンチなどの
プロジェクト単位の案件や、新規事業など
コンセプトの立案から仕掛けるとなると、
色んな調整が発生します。

 

 




そうすると、意見の相違など何かしら
問題も発生するのですが、一方で、
サクサク進むプロジェクトもあります。

 



その違いはなんでしょうか?



自分の経験をシェアしますね。
サクサク進むチームの時は・・・


招集の時、招集の目的を先に伝える。

 

 

サクサク進む時は「こういう案件が来たんだけど・・」
まず「相談の目的」「声掛けした理由」からでした。

 



逆に「話があるんだけど・・」と相談内容が
あやふやな招集の場合は大抵、問題が起きました。

「アテが違った」「時間を奪われた」「なんで自分?」
という結論になることがほとんどでした。
とにかく巻き込んだモノ勝ち的な、
「MLM」のお誘いなんかもこのパターンですよね。


決断

 

最初にメンバーへ「参加する」「参加しない」
明確に確認するプロジェクトはサクサク進みました。

逆に「付き合い」や「流れ」で参加したメンバーの
チームは、軌道に乗り始め忙しくなると、

「そこまではやりたくない」「話と違う」
「言われたから手伝っただけだし」みたいな
あとから問題になることが多かったです。

 

 

 

「やりたい」「やりたくない」はワガママでなく、
ビジネスの場合は「責任」と「決断」です。


戦略なき計画はクソだ。

なんて、ある人から言われたことがあります。

サクサク進むプロジェクトは最初に、
短期、中期、長期の視点でそれぞれのフェーズの
計画を時間を掛けて練り、全員の意識を
一致させて、一気にGOしていました。

 

 



そこからは早いです。一方、
ノリと勢いでスタートする場合は、感情的で
ワクワクしかないので行き詰まった瞬間に、
テンションが一気に落ちたり、方向性の違いや、

各々の着地点のイメージの違いが露わになり、
結局、揉めることも多かったです。


役割分担が明確

 

 

サクサク進むプロジェクトは、声掛けの時点で
ある程度、役割も決定していてこちらもラクです。

 

 



後は、参加するか、出来ないか、だけなので。
一方、頭数を集めて後から役割は考える、で
始まったチームは「あれは出来る」「これは出来ない」
などメンバー間で調整が出来ず頓挫したりしました。


メンバーを尊重できる。

 

 

プロの集団になると、経験と実績から自分の
やり方がありますが、ある部分は取り入れ、
ある部分は譲る、という考え方のあるチームは
新たな発見もありつつ、サクサク進みました。

 

 



一方、「こうあるべき」「ウチはこうだから」
主張が強いメンバーの集まりは頓挫してました。

 

顧客目線ではない。

 

 

顧客目線だと客観的な視点で戦略を取れるので、
サクサク進みました。リサーチやヒアリングの
結果を元に顧客の問題の解決策を作るだけなので
ある意味、ラクなんです。

一方、自分目線のチームは、「あれやりたい」
「これやりたい」「自分の欲求」が満たされないと、
先へ進みませんでした。しかも誰かが誰かの為に
「我慢」することになるので後々で爆発。
揉めることになります。

 

 


小さい会社のワンマン社長に多いパターンですね・・・。

 

まとめると・・・​

頓挫しやすいプロジェクトやチームの共通点は
他にもあったりするんですが、大きな特徴として、
経験上、ざっとこんな感じでした。


ノリと勢いで始まったチームほど自分がキツくなると、
突然、音信不通になったり、優先事項が変わったり、
その後の縁も切れたり、とお互い幸せじゃありません。


お互いが言いにくくても、最初の段階で、
YES、NO、はハッキリ伝えた方が、
お互いがサクサクと次へ進めるし最終的には
お互いの幸せに繋がると思います。

 

 


もちろん、関係性や条件もケースバイケースなので、
これが、正解ではない部分もあると思います。


いずれにしても、バブル崩壊以降、
ベンチャー企業が増え、経費の削減などから
プロジェクト毎にプロ集団が集まる
JVが主流になりつつありますが、


今の世界情勢から、オンラインで完結する
環境も増えてきたので、今以上に、


クラウドサービスなど、フリーランスの
JV案件はもっと増えていくでしょう。

 

 




一度も、リアルで顔を合わせたことがないなんて
いうのも今や当たり前の時代です。


そんな時、この様なチームの雰囲気や、
お声掛けが来た時は、報酬、ペナルティ、
ルールなど、引き受ける前に、
ちょっと注意しておいたた方が良いかもしれませんね。

 

 

最後に・・インディアンのことわざを紹介します。

 

『近くなら1人で行け、

   遠いところへはみんなで行け』

 

 

 



 

自分の目指す場所は、近いのか?

それとも、時間が掛かるのか?

 

今日もよい1日を!

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