津軽三味線で困るのは自宅練習。
生音でもエレキギター並みの
音量が出るのが津軽三味線。
我が家での自主練の最終兵器がコレです・・・。
幸が不幸で不幸が幸で・・・。
津軽三味線は、糸(弦)を弾くというよりも、
真上から真下(皮へ)叩く様に弾きます。
皮が張ってある胴が太鼓の役目もするので、
糸+胴=音になります。更に撥が糸や胴に当たる時に、
「パチッパチッ」という硬い音色の『アタック音』が発生します。
鼈甲が削れるくらい叩く津軽三味線
エレキギターならアンプに繋がっていなければ静かですが、
津軽三味線は門付(流し)の演奏がルーツで外やステージの
民謡の伴奏で弾く事が前提なので静かな楽器ではないんです。
稽古用の津軽三味線といわれるのも同様で使用木材が
違うだけで音量的に、自宅用ということではありません。
津軽三味線の消音改造したり、消音駒を使って
楽器の音量自体は落とせるんですが『アタック音』だけは
叩きの感覚を変えずに消音するには動作を小さくするしかありません。
でも、『叩き』の動作を小さくすると和太鼓の練習で
鼓の打ち方をする様なもんで練習にはならんのです・・・。
サイレントなのにサイレントじゃない?!
運指は、どうにでも練習できるけど、
『叩き』の練習を思いっきりしたい!ということで、
ピエゾ式のピックアップマイク&アンプ
夜の練習には、そのままでも十分なんですが、
やっぱ、日によっては『じゃじゃじゃーん!!』と
かき鳴らしたくなるじゃないですか!
モヤモヤした1日の後なんか特に!
でも、設備や小物が増えるのは自分は好きじゃない。
そんななか、
『おっこれは!!』となったのが
『VOX』のスピーカー?と同じデザインのプラグインアンプ。
『amPlug2』
インテリア小物にも良さそう
スピーカーデザインですがヘッドフォン専用です。
つまり、邪魔なスピーカー経由で出力しなくて良い!
このシリーズ、
演奏ジャンルによって別仕様があります。
津軽三味線なので自分は、
クセのない音が出せる『clean』をチョイス。
とはいっても、スイッチとダイヤル操作で、
『ピュアクリーン』『ブルース』『リード』
『クリーン』『クランチ』『ブースト1~3』
『ブティックOver Drive』などのモード、
『コーラス』『ディレイ』『リバーブ』
『エフェクトオフ』と機能満載!
AUX端子でMP3音源との共演もok
稽古の録音ファイルで仮想合同練習できる!
津軽三味線の練習で
こんな機能は要らんのですが意外と楽しい・・・。
演奏ジャンル別の仕様によって若干価格が違いますが、
VOXの『amPlug2 clean』は4,000前後、
別売りのピエゾ式ピックアップマイクが
ノーブランド品で¥500程度。
計¥5,000くらいのパーツで
サイレント三味線が夜でも、
大音量で思っ切り叩けます!
板の裏の黒い円形がマイク
手前のアンプで音量など調整。
ヘッドホンから大音量で練習可。
これもコンパクトで秀逸。
ダダリオのチューナー。
お試しあれっ!
カテゴリ:津軽三味線(仕事率50%)