【退院しました・・・。】
骨折から約2週間、身動きも取れず、悶々と過ごす日々でしたが、
この度、すっかり骨折の跡も消え、ピカピカになって、戻ってきました!
クライアントさんの近所にあって、昔から佇まいが氣になっていた
お店で今回やっと、行く理由が出来ました。そのお店は、
『菊岡 中むら』さん。老舗中の老舗なので、最初は入店には、
ハードルが高く感じるかもしれませんが、全くそんなことはなく、
葛飾にある生粋の職人さんの三味線工房ながら、氣持ちの良い空間でした。
そのうえで、日本の木工技術はすごいですね・・。
修理後は見た目では全く解りません。
カブれる人もいるので今は「仕上げ方法」の選択も出来るのですが、
三味線は基本昔から「漆塗り」仕上げなんです。
漆は、ウルシ科の落葉高木から採れる樹液で耐酸性、耐水性、
耐熱性があって、比較的丈夫に仕上がり独特の光沢も出ます。
三味線にとっては、気温差や湿度変化による棹の木目からの、
ヒビ割れ防止や、汗などの水分から守ってくれるそうですが、
成分が皮膚に付くと、皮膚のタンパク質と反応して、
カブれることがありますが乾燥していれば比較的大丈夫なんだそうです。
ん・・・??
カブれた事は無いってことは乾燥肌ってこと?
暗黙の了解で「オジン」ってことか・・。
いずれにしても、自分は漆カブれが無いので問題は無いのは幸いだけど、
カブれたら演奏どころじゃ無いかもしれませんね・・・。
ホゾ(棹の分解部の継ぎ目)なんて「宮大工」かと思うほどの技術です。
すごいですね・・憧れます。最近は、楽器としての格安三味線もありますが、
本来、和楽器は日本の『伝統工芸品』でもあるんですね・・再認識しました。
追伸;
カテゴリ:津軽三味線(仕事率50%)