《津軽三味線》知らざられる胴かけの盲点?!

目安時間:約 11分

 

全く氣にしていなかった、というか
氣にするほどのウデも無いんですがw

 

『神は細部に宿る・・』

とある方に聴くまでは、多分、
一生知らないままだったんじゃないかと思います・・。

 

三味線の『胴かけ』と言うのは、本体(胴)に
被せるいわば「肘掛け」的な役割をしていて、
無くても弾けないわけではありません。

 

 

ただ、胴かけが無いと演奏フォームがズレたり、
多分ですが、腕を乗せているので夏場などは、
胴かけが無いと汗など湿気が皮に伝わって
悪影響を与えるんじゃないかと思います。

 

 

この胴かけ、プラスチック製に物にエアブラシを
吹いたアーティスト系の物や、着物の生地を巻いた
豪華絢爛なデザインから、素材だけ購入して、

 

全くのオリジナルで作ったり、
色んなデザインがあるので、なかなか楽しいのです。

 

 

ちょうどスマホカバーを着せ替えする感じに近いです。

中でも津軽三味線は、青森名産でもある『津軽塗り』を
施した胴かけは定番デザインで、津軽塗りの職人さんが、
製作したものは天神カバーとセットになると、

 

 

大体、3万円前後もします。胴から外せば、そのまま、
お椀としても使えるんじゃ無いかと思えるほど綺麗な逸品です。

 

 

津軽塗り
青森県の弘前市名物の漆器。青森県の県の木でもある、
「ヒバの木」が主な器の素材に選ばれ生粋の青森名産品。
何重にも漆を塗り重ね、その漆を研ぐことで独特の模様を
生み出すのですが、各色豊富なのも特徴。

 

 

 

今回、そんな津軽本場、青森の「津軽塗り」の・・・
雰囲気満点の胴かけに交換しました。

 

 

 

胴かけ交換の理由はイメチェンと「ある教え」

 

もともと、三味線に付いていた胴かけは、
濃いブルーの「印伝」模様の胴かけと天神カバーが
セットで装着されていました。

 

 

印伝模様は、それはそれでいんですが、
ブルーが自分のパーソナルカラーとは
何か違うので、前から気分的に違和感があったんです。

 

 

それと、決定的な理由がもう一つ。

 

印伝調の胴かけの素材が、三味線では定番の
「和紙」に印伝生地を巻きつけたタイプだったんです。

 

 

 

(手前が印伝調、奥が紫マリモ調)

 

 

 

肌触りも心地よく、三味線との接地面も和紙なので、
キズの心配も要らないので良いのですが・・・。

 

 

とある、プロの方の一言を聴いて目から鱗だったんです。
その一言とは「布は音を吸収する」でした。

 

 

「確かに・・・」

 

 

防音カーテンは布ですし、以前、クライアントさんの
ビルの階段室には吸音の為に着物の反物を吊るして、
ディスプレイしていたのを思い出したんです。

 

年末大掃除の時は外していたんですけど、音がとにかく
響いて布が有る無しで「こんなに違うのか」と感じたんです。

 

 

 

胴の役目は皮の振動による増音効果

 

科学的なデータは無いのですが、物理的に考えて、
津軽三味線の胴は『タイコ』とも呼ばれ、
太鼓の役目もしています。

 

 

太鼓は胴の大きさと、皮の張り具合で
音量も決まりますが、太鼓に布地をもし被せたら・・・
減音してもおかしく無いですよね。

 

音質も籠った様な音になるかもしれません。

津軽三味線は、屋外で大きな音がだせる様に
大型化してきた歴史的背景があるのに、

 

 

布地を被せていたら本末転倒です・・・
もちろん、みんなでは無いと思いますが、
プロの方は「聴かせる」事が仕事なので、

 

 

なるべく音を殺さない為に「堅い素材」の
胴かけを選ぶとか。なるほど・・。

 

 

そこで、どうせ交換するなら・・と選んだのが、
津軽塗り・・的なプラ素材の胴かけ。
「黒×シルバー」で落ち着いた感じにしてみました。

 

 

 

(アフター。手前が津軽塗り的な。奥は紫マリモから印伝調へ)

 

 

 

ただ、プラ素材と胴の木材では接地面が擦れると、
キズが酷そうなので、気休めかもしれないけど、

 

クッション効果も期待して、
固定用の紐を『内掛け』に変更してみました。
(空洞が出来るので音響効果も期待)

 

 

人それぞれなのですが、
何パターンかヒモの掛け方があるようです。

 

・胴かけの「上部でバツがけ」
 上から抑え付ける感じになるのでしっかり固定できます。
 ただ、紐が肘に当たるのと、デザインによっては、
 紐が鬱陶しく見えるかもしれません。

 

・胴かけの「内部でバツがけ」
 見た目はスッキリになりますが、
 胴かけ内部に挟まれる様に紐が交差する為、
 若干、浮気味になります。肘を乗せた時の
 感触に好き嫌いがあるかもしれません。
 今回は、キズ防止と音響効果を狙って敢えて、
 この方法で装着。(効果は?)

 

・紐二本で装着
 前部固定用と後部固定用の二本の紐で装着する方法です。
 (胴かけの紐を二本に切って使用)
 恐らく一番、見た目も美しく確実に固定出来ると思います。

 

 

まとめ

 

 

(奥の印伝調は和紙ベース。手前の津軽塗的な方はプラ素材)

 

 

 

まだ「六段」を通しで一回だけ弾いただけですが、
高音域にパンチが出た「氣」がします。音が堅いというか・・。

 

 

それよりも自分自身が「二上がり」くらい、
テンションがアガったので、
それが一番、効果があったかもしれません(笑)

 

 

 

 

 

 

P.S.

 

仕事の息抜きの「マイブーム」

津軽三味線的にトレーニングするとこんな感じ?

(そこまでやる必要はあるのか・・?)

 

 

 

 

 

 

 

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しらすてらす代表 小川 真実

 

1973年6月9日生まれ、BMX(バイシクルモトクロス)で
80年代、レースで関東6位入賞 フリースタイル全日本準決勝進出
2000年、ひたちなか市長杯レース3位入賞

 

約30年間、波乗りで4度「死に目」にあいながら海生活を中心にする。

サーフィンを続ける為に、海の近くの路線バス運転士を10年、
その後、何故か車内広告に興味を持ち退社。

勉強時間を得る為、水処理会社へ転職。

 

水処理施設で3年間、休日と夜勤の時間を使い、
マーケティングとライティングを独学しその後起業。

独立を機に呆れられて離婚。自宅を売却。

 

30年続けた趣味を辞め、借り入れなどすべて精算し、
ゼロベースから再出発を決意。
その後、師匠と出会い経営術、お金の使い方を学び、
それまで嫌いだった『経営者』に対する概念が変わる。

 

その後『帝王學』の概念や『日本の歴史』『戦争』に
関する重鎮などに出会い、日本人の精神性、文化、芸能を再認識。

 

同時に、和楽器業界の危機的状況を知り、
『一社日本和楽器普及協会』に加盟。

 

従来の欧米式のマーケティング手法に加え、
ビジネスの仕組みがほぼ、無い和楽器の業界へ
『和の精神』の要素も取り入れつつ、次世代へ繋ぐ為に、

 

日々、津軽三味線に・・いや、仕事に奮闘中。

PCと津軽三味線を持ち歩く『和のセールスコピーライター』

 

座右の銘は、二宮尊徳の
《道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である。》

 

 

 

《業務内容》
・LP 制作・集客導線のご提案・メルマガ代行
・各種業務提携(JV)・和楽器展示会開催
・演奏イベント企画開催・和楽器教室のご案内

 

《業務実績》
・OPT INアフィリエイト記事執筆 (実績月商約400万円~)
・プロダクトローンチ各種サポート
・外資系自己啓発系ビジネス講座メルマガ制作
・ビジネス英語講座メルマガ制作(ステップメール)
・ビジネス講座用 ASP向け見本記事執筆(OPTIN)
・情報商材LPライティング講座期間中約100名集客
・通販事業用ツール販売企業LPライティング集客
・ヒーラー、演奏家等、個人事業主向け集客アドバイザー
・事業専属販促アドバイザー (和楽器販売業等)
・飲食、整体、美容、医療関係、などHPの記事製作、他。

 

 

《その他》
・ベル美容外科クリニック医療提携
・一般社団法人日本和楽器普及協会 広報

 

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