友人や、会社の同僚でも時間がかかるのに、
全く知らない、今まで接点が無かった人と、
信頼関係を作るのはなかなか、難しいですよね。
そのうえで、ビジネスを拡大するには、
どうしてもお客様との「信頼関係」が必要になってきます。
中には「お金さえあれば大丈夫!」と言う人も
いるとは思いますが、お金が無くなった瞬間、
その関係も終わるならそれは「利害関係」。
「卵が先か鶏が先か」ではありませんが、
資金力が弱い小規模のビジネスや個人事業は、
「信頼関係」が無いと「利害関係」にも至りません。
では「信頼関係」のある人脈を増やすには、
どうしたら良いのか?をお伝えします。
思わずキュンとする!? あなたの理念。
もし、あなたが会社に勤めたことがあるなら『企業理念』や
『営業理念』『経営理念』などを大抵は掲げていると思います。
「ビジョン」がないと、一体、何の為に働いているのか、
この先、何を準備して、どんな人と仲良くなりたいか、
などがわからず、取り敢えず・・となってしまいますよね。
これでは、ビジネスとしての「信頼関係」を
築くのはとても難しくなってしまいます。
人を呼び夢を実現する魔法の呪文「理念」
職業は何ですか?
う〜ん・・なんでしょうね・・
こんな自己紹介だったら怖いですよね。
お付き合いしたいとは到底、思えません。
自分や会社の「理念」が言えないのは
自己紹介が出来ないのと同じことなのです。
では、理念の決め方はどうすれば良いのか?
理念作り3つのポイント
1、自分と会社(ビジネス)をこうしたい!
〇〇を叶える為・・・などの志。
2、協力会社や社員にこうしたい!
職場環境を良くしたい、報酬をもっと上げたい。
3、社会に貢献したい!環境を改善したい!
その為に、価格を落とす事は出来ない。
などが明確ならば、アクションを起こす時、
共感した人が「助っ人」になってくれます。
ポイントは「自分もワクワクできるか」
それと「自分と誰か、世の中の為に・・」です。
江戸時代から既にある、近江商人のビジネスの理念は、
「自分よし」「相手よし」「世間よし」の「三方よし」です。
また『日本の建国理念』「八紘一宇」も
「国民と全世界が平和であります様に・・」という、「自分と誰かのために」というのが「理念」になっています。
敢えて、ビジネスに置き換えると日本の「おもてなし精神」も、
まさに世界中をお客様とし「信頼関係」を築く為の
理念とも言えるのではないでしょうか。
まとめ
理念=自分の軸になり、共感者からの信頼が生まれます。
また、大義名分がある事で、お客様から「お金」を頂くことや、
価格の設定にも躊躇することがなくなりますし、
価格やサービスに対してのクレームも少なくなります。
そのうえ、理念に共感した協力者が現れたり、
稼いだお金を支払い、人や社会にも貢献する事で
「ありがとう」と言われ、さらにお金を払ってくれる人が増えます。
あなたの商品やサービスを理由も無く「値切る人」は
「ありがとう」を値切るのと同じ行為になります。
「安かろう悪かろう」はこういう所から
生まれたのかもしれませんね。
いずれにしても、人を呼び夢を実現する魔法の呪文、
ご自身の軸となる「理念」を作ってみてはどうでしょうか。
P.S.
あくまで、個人的な意見ですが・・・、
「理念つくりのポイント」で
「自分もワクワクできるか」とお伝えしましたが、
ビジネスでの「ワクワク」には「痛み」も伴うと思っています。
例えば「趣味の時間」「お金の使い道」などです・・・。
自分の「ワクワク」だけや「やりたいこと」だけを求めると、
「自分の欲求」を満たす事が仕事になるので、
強引なセールスになったり、人を貶める様な事をしてでも
実現しようと考えるかもしれません。
もし、困難にぶつかった時、恐らくそこで生まれるのは、
ライバルに対する「嫉妬」や「妬み」ではないでしょうか。
誰も助けてくれず、そこでビジネスも終わると思います。
自分の事を多少犠牲にしてでも「ワクワク」できるか?
ウラを返せば結局、それが「理念」であり、
「軸」なんだと思います。
個人事業とは環境も違いますが、ニュースに出てくる
企業の事件を見ていると、そなんな事を思ってしまう次第です・・・。
今日も良い1日を!