脳内トーク「私を探さないでください・・・」

目安時間:約 10分

あれから4年後、ある決断をしました。
精神と時の部屋で「祖」に戻ります。
この時代に欲しいなぁ「精神と時の部屋」。


セールスコピーライターの仕事で、
商品の誕生のストーリーや機能のヒヤリング、
それを購入した人、またはターゲット層、
競合・・・色んなリサーチが必要になります。

 


その商品やサービスに対して顧客が求める
「欲求」「抱える悩み」「得たい未来」を
探し出したり・・・。



アイディアマンでノリのあるクライアントさんだと、
アイディア次第なので次回に会うと、
当初の計画から脱線している事も間々あります。


なので、認識確認も兼ねて話をすると、

 

 

それ、知ってますよー

​​
と言われる事があるのですが、

話の辻褄も合わないことも多しw

 


その度、私はまたイチから説明とコンセプトを
組み立て直す必要があるので苦労した覚えがあります。

 

 

 

1日の脳内トーク衝撃の事実


これは、私の営業術の先生から聞いたのですが、
人は1日で自分に質問をしている回数は
「数万回」にもなるそうです。


相手は自分なので、当然かもしれませんが、
口に出してしゃべるよりも10倍以上、やり取りも早いそう。


私はパソコンで文章を書く時もSNSに投稿する時も、
自分で書いた文章に対して「これなんで?」と
自分自身に問いかけることもしょっちゅうです。

 

 

そんなの、自分がよく知ってるハズですし、
自分が自分の書いたことに興味もってどうするんだ?とも
思いますが、そんな感じで私のトークは、何万回と
脳内では繰り返しているのは間違いありません。

(だから疲れんだな・・)

私が無口な時は大体極度の寝不足か、その時の
トピックに対して『脳内禅問答中』だったり・・。

 

 

 

 

 

 

 

動画配信を見る様になって思ったこと、それは「ボケ」


「ボケ」は言い過ぎかもしれませんが、
パンデミック頃から、YouTubeを見る様になりました。


それまでは書籍がメインでしたが、3キロ以上ある
津軽三味線や3キロ程度のデジタル機器、更に書籍や
財布などを一緒に持って移動するのも億劫になったのも
理由です。


動画は色んなコンテンツがあって、大抵お目当ての
動画がすぐ見れる大変便利なツールですが、

 

最近、視聴時間とコンテンツ数に対して、
「なんだか、頭に残ってないな・・」と感じてました。

 

 


動画は頭で想像したり、何時間も考えたりしなくても、
「パッパッ」と次のコンテンツへ移動して、
途中で脱線して全然関係ない情報まで漁って、しかも
目の前に「答え」が数分で出てきてしまうんですよね。


最近自分は「思考停止」状態なんじゃないかと感じました。
まるで、テレビのニュースを信じ込むのと同じで。

もともと、私は『アタマ休め』の時に動画を見てきたので
有益コンテンツの動画でも脳内は「エンタメモード」に
自然となっているのかもしれません。

知ってても自分なりに考えないと意味がない!?


諸説ありますが、戦前の日本の教育水準は、
今では想像が出来ないくらい高かったそうです。
特攻隊の遺書を見たことはありますか?


ハタチ前後の少年の文章が達筆なこと・・・。
言葉使いもどこの仙人か、と思う様な言葉使い。


私が尊敬する『吉田松陰』の松下村塾生は、
小さな村なのに、多くの維新志士を輩出しています。

 

 


この頃の教育方法は、自分で考えたこと他人と問う、
答えを導き出す哲学的な教育方法だったそうです。
先生は道標でしかなく、主体は『己』。
自ら教えを乞う「師匠と弟子」の様な関係ですね。


戦後、その様な教育で育った日本人が脅威になる為、
GHQが政治に興味を持たせないために
「考えさせる」教育ではなく「記憶させる」教育方針へ
修正したとか、しないとか・・知らんけど。
(日本だけ英語が苦手な理由)


いずれにしても、動画コンテンツで知っても、
知識を一方的に与えられているだけで、
自分では一切、考えないので頭にはほとんど残らない。

 

きっと、動画の製作者がめっちゃ考えるハズなので、
一番勉強になっていると思います・・・。

 

「わからない」は爆弾ワード!?


関わりたくない事柄を避ける意味で
「わからない」という時はありますが・・・。

 


自身の経験からも「わからない」=「終わり」と同じ
感覚に陥ります。言い方を変えれば「めんどくさい」とか。


小学校の時の宿題とか、ありませんでしたか?
遊びたくてしょうがないときは
「あーもう、わからない!」なんて放り出して、
全く、考える気が起こらなかったとか。そんな感じです。

 

 


ある脳機能の研究によると「わからない」と発言すると、
それを聞いた人は「流れを遮断」された様な気分になり、
自分自身は「思考停止」してしまうそうで、


「わからない」→「もう考えなくていい」
脳へ信号が送られ、それ以上は何も出来なくなるそうです。

 

 


「わからない」自体は悪いことではなく、
次へのステップのキッカケなので、
他の対処方法をダメ元でも考えて発言してみたり、


「わからないけど、こういうことですか?」と
とりあえず分からないなりに考えて想像したことを
発言するだけでも結果が違うそうです。

 

 

 

「知ってます」もヤバいらしい!?


研修セミナー運営の手伝いをしてると、
アンケートや感想で、何人かに言われる事があります。

 

 

ほとんど知っている事が多かったですね・・・

 

と。切ない・・・。


「それ、知ってます」って脳が認知した瞬間、
「わからない」と同じで「脳がシャットダウン」して
「考えなくて良いモード」に入ってしまうそうです。


仮に知っていても、前回と伝え方は違うと思うし、
別の発見や見方もあるのに勿体無いな・・と感じます。


そういうところに、アイディアや新たな
「気づき」が隠れていたりするのですが・・。


ハナシは逸れますが、
私は津軽三味線を稽古しています。

 

 

 

 

「知ってる」と思うなら稽古にならないし、
「わからない」と止めれば上達はそこまで。

 

 

それと同じ事なんだと思います。

 

 

 

 

SNSやYouTubeから暫く距離を置きます!


何が言いたいかというと、本題はコレだったり・・・汗。

 

今、一度、「祖」に戻って勉強してます。アナログな方法で。
​この勉強は6年前から、一通り学んで、アウトプットもしてきて
それこそ「知ってる」内容ばかりなんですが、
アタマが「凝り固まって」きたんじゃないかと思い、
再確認と新たな発見を求めて・・・。

 

 

 


実際「知ってる」つもりだったことも多々あり、
パンデミックを経て時代も大変化しています。


それに、外的情報に惑わされ、すっかり鈍った
「自分の直感力」と「集中力」も取り戻すための
リハビリとして始めました。

 

 

入浴中はYouTubeの時間だったのを
読書時間へ戻し、SNSアプリはビジネスアカウントの
Facebook以外は、スマホからは全削除。

自分に納得できるまではお休み。


今回、
「そういえば脳機能について案件でやったな・・」
なんて思い出しながら自分宛も兼ねて書いてみた次第です。



もし、最近、

「なんか、アタマの回転が鈍ってるな・・」とか
「思考が追いつかないな・・」とか、感じるなら、
世の中の『デジタルコンテンツマーケティング』に
ノセられている影響かもしれませんよ・・。



今日も、良い1日を!

 



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