《マーケティング》ざっくり2つのブランディング戦略

目安時間:約 6分

 

インナーブランディングって知ってますか?

最近ちょくちょく、耳に挟む様になった
ワードですが、反対語だと
アウターブランディングといいます。
そのうえで・・・

ファンがいるのは外だけじゃない

普段、皆さんが聞く方のブランディング戦略は
大抵は「アウターブランディング」で
主に商品やサービス、または自分自身の
認知度を上げるために行う販売施策です。

 

 



反対に「インナーブランディング」は
会社組織やコミュニティの中に対して、
ブランディングをする施策の1つです。

昔からある福利厚生なんてのも
その1つとも言えるかもしれません。

 

例えば・・

Googleに勤める人は基本、Googleの
社内風土が好きで入社する人も多いと思いますし、
Googleのサービス愛用者だったりします。

 

 

ハイブランドのショップスタッフは
自社製品のファンだったりします。

 

 

なぜ?インナーブランディングが必要なのか?

 

今話題の中古車買取販売チェーン店がニュースで
話題になっていますが、個人的に、
マーケティング的には上手くやっていたと思います。

しかし、問題だったのが、
アウターブランディングばかり気にして、
店舗拡大と収益拡大だけに目を向け、
インナーブランディングを怠ったのではないかと思います。

 

 



会社の方針に共感が持てず、
理不尽なノルマから給料を得る為だけに
販売しているんですから縁の切れ目は金の切れ目。

これでは、組織の成長は大体、想像がつきます。

理念も知らず従う目的はノルマ達成と「お金」なので、
不正も起きても不思議じゃありません。


この、会社の理念と従業員の理念を一致させ、
全メンバーが同じ方向に誘導する役割もある
ブランディング施策がインナーブランディングです。



インナーブランディングが成立すると、
なにが起きるか・・・。

社員教育しなくても、どんどん自社の商品の
改善策を構築したり、従業員が顧客へ勧めてくれますし、
社内や組織の雰囲気も積極的な動きへ変化します。

当然、従業員がファンなのでリアルな
フィードバッグも得られて精度がアップするでしょう。

 

 



企業理念を声高らかに毎日朝礼で唱えても、
実際、腹落ち理解してる従業員やメンバーって
ほとんどいないのではないでしょうか。

インナーブランディングが成立すると、
自然体でスタッフにも理念が腹落ちしているので
「軸」がしっかり通った組織になるそうです。

確かに「夢の国」も「りんご」もそうですが、
組織としての対応にはブレがありませんよね。

 

それは皆、同じ方向を向いているからでは
ではないでしょうか。

 

 



インナーブランディングが出来てないところは、
支店ごとや行くタイミングごとで対応が違う、
スタッフによって黒が白になる・・とか、
何かとブレブレだったりします。最悪逆ギレとか。

 

スタッフ自身がやりたくないことを理由も理解せず、
「やらされているだけ」なのかもしれません。

 

 

つまり・・・


​巷で言われてる『ブランディング』は
実は外部と内部の両軸で行うことで、はじめて
最大の効果を発揮できる施策といえます。

 

 




いずれにしても、他にも色んな要素が
絡んだりするので良ければ、鈴木誠一郎氏の
※「インナーブランディングのすすめ」なんて
読んでみてはどうでしょうか?

 

※URL未挿入でスミマセン・・。

 


 

 

 

 

 

P.S

 

よく、スタッフ側になった瞬間、態度がコロッと変わる
会社がありますが、(心当たり多数あり)
社員も一歩、会社から出れば「お客さん」です。
その家族も、友人も・・・

 

1人の後ろには100人以上の人との繋がりがあると
いわれてますが、もし1人のスタッフを会社の敵に
回せばどうなるか・・・それだけ、顧客を逃すとも
いえるんじゃないと思うわけです。

今は、SNSのフォロワーも範疇に入るので、
損害はそれ以上かもしれませんね。おー怖。

 

 

 

今日も良い1日を。

 

 

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