ファッションにしても、
流行って結局、最後は原点に戻るんだよね・・
ストリートピストの原点ってコレだと思う。
そもそも、ピストバイクってなに?
ピストバイクは元々は競輪選手が使う
変速機とブレーキが付いていない競技用の自転車。
1970年代〜80年代とか、一般人には向かない
競輪選手のお下がりや、競技で使い古した
ピストバイクの中古車が激安価格で流通してたそう。
そんな中、ニューヨークのメッセンジャー達が
安く手に入り維持費のお金も掛からず、故障する要素もない
シンプルで頑丈なピストバイクに着目して愛車に
する人が多かったそう。
海外では「Fexed」「Fexed Gear」と呼ばれます。
「あの頃」のピストバイク
ピストバイク界隈で時々、話題になる「あの頃」。
これは日本特有の言い回しなのかな?
N.Y.の交通戦争の中、早く荷物を届けるか、
街中の人や車、建物の隙間をすり抜けしやすいように
ハンドルの幅を極限まで短くして乗っていたのを、
日本のスケーター達が最初に目を付けて日本でも
あっという間に拡がったのが2000年代の前半。
界隈のデザイナーや芸能人も乗り始め
「最後のカルチャー現象」なんて言われたり、
社会現象にもなり、最後は交通事故など
社会問題になりブームが収束。
今ではスケーターのようなコアな愛好家だけが乗り
ある意味、本当のカルチャーになったのかもしれません。
その全盛期を愛好家は敬意を込めて
「あの頃」と呼んでいるんです。
因みに、ピストバイクと言ってはいますが、
プロの競輪選手から見れば前後ブレーキが付いた
今主流の街中で買えるピストは「街乗り自転車」。
競輪選手の純粋なピストは「NJS規格」という
競技規定に則ってオーダーメイドで職人が設計、
製造されたピストなので一般的に買えるピストは
「ストリートピスト」と呼んで区別してたりします。
「今頃感」のピストバイク
一方、今主流のスタイルはというと・・・
主流といっても、ブームは去ってマニア層しか
いませんが・・・
2007年?頃、まだYouTubeも今ほど定番ではなく、
DVDから影響を受けていた頃、アメリカの有名な
ピストバイクのグループ「MASH」が「Viemeo」
だったか?衝撃的な映像をリリース。
今まで「超ショートハンドル」だったのに、
真逆のマウンテンバイク用の「超ロングハンドル」を
装着していて常識を覆していた。
それが今主流の「ロングライザーハンドル」です。
とはいえ、もう20年近く前にもなるんですね・・・。
主流というか「定番」(停滞?)かもしれません。
時代は繰り返す・・・のは私だけ?
今のストリートピスト界隈は分からないけど、
自分は「原点」且つ、実用重視の
ショートライザー仕様にしました。
ブレーキ周りが無ければもっと
「あの頃」のようにシンプルでスタリッシュなんだけど・・・
あなたはどちらがお好み?
今日も良い1日を!
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