《マーケティング》オンライン時代こそ『サンキューレター』

目安時間:約 6分

 

『サンキューレター』って知っていますか?

 

 

直訳すれば「ありがとう」の手紙ですが、
通信販売が主流になりつつある今、

『サンキューレター』があるかないかで、
リピート率も格段に違ってきます。

 

 

今、通販で買い物をすると、システムが
デフォルトで「ご注文受けたわまりました」の他に、

 

「その後はいかがですか?」と購入後、
1週間くらいでメールボックスに届くアレです。

 

 

本来は、感謝の気持ちを伝えるメールですが、
今はほとんどが、レビュー(お客様の声)を
集める手段だったり、次回へ繋げるクーポンの配布だったり、

 

 

中には「クロスセル」(こんな商品も好評です)的な
内容が多かったりしますよね。

 

 

今は、設定さえすればシステムが自動配信してくれるので
販売者としては活用しない手はありませんが、
ほとんどの人はスルーするのではないでしょうか?

 

なぜかというと、システムで配信される『サンキューレター』は
大抵、書いてある内容が「フォー・ユーザー」であって
「フォー・ユー」じゃないんですよね。

 

1行、2行、パーソナルな事でも書いてあれば
また印象も違うのですが配信する方としては実務の他に、
メーラーを立ち上げてアドレスを入れて・・と地味に結構な労力です。

 

 

 

そこで、効果があるのが、本当の『サンキューレター』です。

通販で商品を梱包するときに、一言、二言だけで良いので
直筆でメモ用紙に「ありがとう」とあるだけで重みが違ってきます。

 

 

不思議なもんで、直筆の手紙があるだけで、
宣伝チラシが同梱されていても全然、嫌味を感じませんし、
むしろ、しっかり読んでしまったり・・・。

 

買ってくれた人全員への「フォー・ユーザー」ではなく、
「フォー・ユー」だからなんだと思います。
あなたを想ってお勧めしています、というね。

 

 

 

 

例えばAmazonなどのセンター配送だと、
なかなか、難しいかもしれませんが、メルカリなど、
もし自身で梱包しているなら、商品の箱を閉じるとき、
一緒に梱包してしまえば終わりです。

 

 

プラス、システムツールを併用すると効果は倍増です。

「いやいや、手間の割に合わないでしょ」と
大抵の人はやりたがらないんですが、

 

 

例えば、数千円の買い物をしたお客様へ手間を惜しんで
『サンキューレター』を作り同梱した結果、
感激してくれてリピートで数万円の商品をまた購入してくれたら?

 

 

または、リピートに至らなくても、印象に残っていれば友人、
知人へインフルエンサー的に口コミをしてくれるかもしれません。

 

確率論になるのですが、何もやらなければ0%です。

1通のメモ書きの費用対効果が数倍、
数十倍になって返ってくる確率があるとしたら、
やっておいて損はありませんよね。

 

『サンキューレター』のポイントは、

 

 

・基本、手書きで堅すぎない文脈で。
(定型分にサインと一言だけが自筆というのも特別感が出てアリです。特に社長からだと)

 

 

・個人名(宛名)を入れる。
(文字数にもよりますが4回位を目処に。あまり多いと逆に怪しくなってきます)

 

 

・フォー・ユー
あなたへ・・というのがポイントです。(自己開示が安心感と信頼関係を産みます。)

 

 

・おまけ(オファー)
今度、何かでお返ししよう、という「返報性の法則」が働きます。

 

 

使う封筒とか、仕掛けも色々とあるのですが、
やり過ぎも「いかにも」的になってくるので注意です。

 

『サンキューレター』の手法は文言を変えれば
『休眠客の呼び戻し』にも使えますので試してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

追伸:

発表会の終了後、燃え尽きたかの様に
津軽三味線の皮が剥がれてしまい張り替えました。

 

手元に戻ってきた胴には、直筆で
お礼のお手紙と、撥皮シール✖️2枚、胴ゴム、
オマケの煎餅がポーンと登場してほっこり。

 

 

左下に煎餅が・・・笑。

 

 

何気にこういうのが嬉しかったりします。

煎餅食べながら試奏させていただきました。

 

 

サンキューレター(コメントやメッセージ)は、
オンライン時代になったからこそ、
重要度や効果も増してきていると思います。

 

 

あなたはどう感じますか?

 

 

 

 

 

ではでは。

 

 

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