『モノが良ければ必ず売れる!』
そんなことを言って
あーじゃない、こーじゃない、と
会議を進める人も多いと思います。
しかし実際は・・
「あれ?思ったほど売れないな・・」
そんな、状況を沢山見て来ました。
特にアクが強い会社に多い印象でした。
誤解なきよう言うと,
『モノが良ければ必ず売れる!』は正解です。
業態や現状によっても正解は変わるので、
ここでは、セールスライターの視点から、
1つの事例としてご紹介します。
近年のベンチャータイプの企業は、
「え?コレで良いの?」って思うほど
すぐに発売してお客様の声を集めていました。
その集まった声を元に、改善、改良を加え、
新商品として謳って発売します。
ちょっとイメージが分かりにくいかもしれませんね・・
例えば、スマホやPCソフトみたいに、
常に短期間でアップデートしている様な感じです。
「そんなの、経営が解ってないなぁ・・」と
思われる方もいるかもしれませんが、
急成長しているクライアントさんは
得てしてそんな感じでした。
前者は、企画会議の声を全て社内で完結して
時間を掛けて世に出しているんですが、
後者は、80%位の完成品で発売し、
残り20%の部分は社内の声(特に社長)だけでなく、
外のお客様(ユーザー)の声を反映しながら熟成させます。
そうすると、時代やニーズに合った商品、
サービスがライバルより先に完成していく仕組みです。
このような特徴のある2社が広告を出すと、
「あるある」事例として、前者は、商品、サービスの良さ、
過去の実績、メリットだけを延々と書いていたり・・。
(間違いではないです。特にBtoB取引やプレゼンなど)
ただし、興味のない一般人にとっては、もし、
いきなりセールスでもされたら「はいはい・・」です。
ところが、後者は「お客様が得られる将来像」を伝えます。
興味のない人が「あれ?もしかして自分にも・・」と
衝動に駆られることがあったりします。
因みに海外の有名なマーケッターの言葉を借りると、
家も車も・・・人の『欲求』心理を突き詰めると、
『人生の7割は衝動買い』だといいます。
つまり、商品、スペックだけPRするのか、
お客さんの未来の可能性をPRするのか、です。
後者は「ベネフィット」といいますが、
ほとんどの広告、チラシや記事は
ベネフィットをすっ飛ばし、自社の実績、
メリット=「特徴」だけを羅列しがちです。
因みに、目的による優先度の違いで
ケースバイケースになります。
例えば、常連さんや既存ファンの方なら、商品、
サービスを既に熟知しているので、前者の方が
直球でメッセージが刺さる可能性があります。
この「メリット」と「ベネフィット」の違いを
知っていると、SNS、広告、チラシの構成や効果も
断然、違ったものになるんです。メリット、デメリットの前に、
全ては『コレを買ったら私どう変わる?』です。
※生命や安全性に直結するものもなど、
商品やサービスにより概念は異なります。
今日も良い1日を!
タグ:セールスコピーライティング ビジネス ベネフィット マーケティング メリット 個人事業主 集客
カテゴリ:マーケティング(ビジネス)